風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

2008年07月

ハワイ取材記2、ハワイ島4日目、プナルウ黒砂海岸のウミガメ、カ・ラエ岬、ワイコロア・リゾートのペトログリフ、ワイコロア・ビーチの夕暮れ 7月6日分。


朝5時に起床するが、今日もどんでんの朝。
6時45分出発、11号線を南へ向かう、しだいに晴れて来る。

7時40分に、プナルウ黒砂海岸に到着。
ここは溶岩が細かく砕けてできた真っ黒な砂浜。
なにげなく溶岩の岩場を歩いていると、目の前にウミガメ発見。

ハワイにはウミガメがよく現れるというビーチが多いものの、
以外と探している時には見つからないのだが、
よく考えればプナルウ黒砂海岸もウミガメがよく現れることで有名なビーチ、
欲がないとすんなり見つかるから不思議だ。

プナルウ黒砂海岸のウミガメ。

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10時前にカ・ラエ岬(サウス・ポイント)に移動。
断崖絶壁が続く、ハワイはもちろんのことアメリカの最南端でもある。

カ・ラエ岬(サウス・ポイント)。

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12時に、初日に泊まったキャプテンクックの街のパイナップルパーク到着。
シャワーを浴び、洗濯(ランドリー2ドル ドライ1ドル)と食事。
いくらドライをかけても洗濯ものが乾かないので、診てもらうとどうもガス切れ。
家用の電気式のドライを使わせてもらうが、ドライがガス式なのにびっくり。

3時半に近くのロイヤル・コナ・コーヒー・ミル見学。
有名なコナ・コーヒー農園に併設した博物館。
タイミングよく日本人のツアーがやって来たので、彼らに混ざって試飲させてもらった。

その後19号線を北上して、5時にワイコロア・リゾートに到着。
ショピングセンターのキングスショップで少しお土産を買い、
歩いて近くのペトログリフを見に行く。
ここも落書きがいっぱい、みんなモラルがない。

6時半にワイコロア・ビーチに移動して、夕日を撮影。
ここは有名な夕日の撮影スポットだが、夏場はあまり染まらないようで残念。
7時過ぎに日没。

ワイコロア・リゾートのペトログリフ。

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ワイコロア・ビーチの夕暮れ。

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途中に夕食をすませ、8時半に宿のパイナップルパーク到着。
明日は帰国日、朝早いのですぐに就寝。

京都府京丹後市の丹後松島と朝焼け・袖志の棚田、与謝野町の大内峠からの天橋立、宮津市の金引の滝祭り 7月27日分。

丹後半島の取材の続き。

朝は丹後半島の丹後松島で朝日の撮影。
駐車場とトイレあり、道沿いに展望スペースがある。

朝は雲が多くだめかなとのんびり構えていたら、
急に雲が染まりだす、あわててカメラを取り出すと時すでに遅し、
実に1分ほどの短時間で、せっかくのチャンスを逃してしまった。
悪天候から急変する時に、
劇的な瞬間がうまれるということを知っていたのに、大後悔。
どんな時でもカメラはセッティングしておくべきだった。

その後に雲の合間から光のカーテンが出て、
それなりにいい写真が撮れたものの、逃した獲物は大きかった。
 
バイテン(8X10インチのフィルムを使う大型のカメラ)を構えていた、
地元のカメラマンも、露出を計るのに手間取り撮り逃したらしい。
他にはカメラマンもいず、幻の風景になったしまった残念。

朝の丹後松島。

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その後、天気がいまいちなので、
近くの袖志の棚田や花名所、海岸線などをロケハンを兼ねて見て廻る。
いろんなところから情報収集して、撮影ポイントは地図にかなりチェックしているものの、
やはり事前の下見はかかせないし、新しい発見もあるかも知れない。

袖志の棚田。

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昼過ぎにはかなりの雨、昼食後休憩、1時間ほどで晴れてくる。

雨上がり与謝野町の大内峠から天橋立を撮影。
展望台のところにバンガローなどの設備があり、
途中の道もわりと広く冬でも通行可能。

与謝野町の大内峠からの天橋立。

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夕方は、4時に宮津高校の臨時駐車場に車を停め、
宮津市の金引の滝祭りを見に行く。

歩いて10分ほどで、滝参道に到着。
ここにトイレと駐車場があるが、今日は駐車場は関係者のみ。
そこから階段を、沢沿いの2つの滝を見ながら3分ほどで金引の滝に到着。

金引の滝は、3つの滝の総称で、
1番大きい滝は縦40m,横20mあり、日本の滝百選に選ばれている。

夜の祭りは7時からで、念のため早めに行ったのだが、
他のカメラマンがやって来たのは、6時ごろ。
最終的にカメラマンは10数人程度、観客も200人くらいでかなり余裕あり、
直前に行っても十分間に合ったみたい。

祭りの内容は、巫女の舞と和楽器の演奏、金引の滝のライトアップなど。

自分は、金引の滝のライトアップしか撮らなかったが、
巫女の舞と和楽器の演奏を撮る場合、ストロボ必須。
ライトアップは三脚がないとつらい。

8時半過ぎに祭り終了。

高速を通り、2時間半ほどで奈良の自宅に帰宅。

金引の滝祭りのライトアップ。

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京都府京都市の法金剛院の蓮・天龍寺放生池の蓮、南丹市の美山茅葺の里、舞鶴市の赤レンガ博物館、宮津市の天橋立ビューランドからの天橋立、京丹後市の丹後半島の屏風岩と夕日 7月26日分。


京都市内の蓮と美山そして丹後半島の取材に行ってきた。

早朝からは京都市洛西の法金剛院へ(拝観400円、7時より)
境内の蓮は見頃、三脚禁止。

法金剛院の蓮。

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続いて嵐山に移動、阪急嵐山駅前の100円パーキングへ、1時間300円。
天龍寺放生池の蓮は見頃、駐車場にあり無料で見れる、三脚禁止。
(天龍寺駐車場は一日1000円)

天龍寺放生池の蓮。

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その後高尾を通り、南丹市の美山茅葺の里に移動。
百合は見頃後半、桔梗、芙蓉、ノウゼンカズラは見頃終盤。

美山の茅葺民家と百合の花。

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その後北上、一度福井県に抜けてから、
京都府の舞鶴市へ移動、赤レンガ博物館を撮影。

舞鶴市の赤レンガ博物館。

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続いて宮津市へ移動、天橋立ビューランドから天橋立を撮影。
(リフト850円、駐車場500円、リフト50円分割引券あり)

宮津市の天橋立ビューランドからの天橋立。

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その後、京丹後市に移動。
夕方は、丹後半島の屏風岩と日本海に沈む夕日を撮影。
(駐車場と東屋あり)
水平線は雲に隠れていたが、なかなかよかった。

丹後半島の屏風岩。

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普段は車中泊だが猛暑の為、夜は京丹後市峰山のシティホテル峰山に泊まる。
税込み5040円、1階にインターネットあり、部屋にLANあり、朝食無料(7時から9時)

大阪府大阪市の大阪天満宮の天神祭り 7月25日分。


数年ぶりに大阪市大阪天満宮の天神祭りに行って来た。

陸渡御は、夕方4時に境内を出発。
出発時境内は立ち入り禁止の為、参道での撮影になるが、
この時期ピーカンでコントラストが強く、ビルの谷間での撮影は難しい。
背景もよくなく、あまりいい場所がないのが残念。

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6時からは、比較的すいている都島近くの飛翔橋で船渡御の撮影。
ここからは7時半からの花火がよく見えないのが残念。

源八橋や桜宮橋は位置的には理想だが、人が多く撮影禁止。

川沿いからは低すぎて、船渡御の雰囲気がでないし、
花火と船渡御の両方を一度に撮影するには、
大川沿いのビルの屋上に上がらないと難しいと思う。

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ハワイ取材記2、ハワイ島3日目、ハワイ火山国立公園、チェーン・オブ・ザ・ロード、キラウエア・イキ・クレーター、スター・オブ・ザ・シー教会、カラパナ 7月5日分。


朝5時に一度起床するが、天気が悪く二度寝、風邪は直ったみたい。
7時に起床、7時半出発、ハワイ火山国立公園へ向かう。
7時45分、ボルケーノビレッジで朝食。
8時過ぎに、ジャガーミュージアムに移動、日中の噴火の様子を撮影。

貿易風が北東から吹き、ここから西側が風下になり、
有毒ガスで危険な為、西側の周回道路は通行不可となっている。

ハワイ火山国立公園のジャガーミュージアムの展望台より撮影。

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その後、チェーン・オブ・ザ・ロードを通り海岸線まで撮影しながら走る。
昨年来たときは、途中は青空が見えても海岸線はいつも曇っていたのだが、今日は好天。
公園はやたらと広いので、この辺りまで来るとめったに他の車は見ない。

チェーン・オブ・ザ・ロードの海岸線のアーチ。

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チェーン・オブ・ザ・ロードの終点、溶岩が道を覆い尽くす。

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チェーン・オブ・ザ・ロードで撮影、溶岩にもいろんな色がある。

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溶岩から伸びる植物の赤い実。

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11時にマウナウルに移動、溶岩から伸びる植物に赤い実がなっている。
1時過ぎにボルケーノビレッジで昼食。
1時半に出発、途中一度宿に戻った後、カラパナの村に向かう。
カラパナの村は、1990年までにほとんどが溶岩流によって埋没してしまったことで有名。

キラウエア・イキ・クレーター、昨年の9月の写真になかった噴火の煙が見える。

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カラパナ終点近くのスター・オブ・ザ・シー教会。

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11号線から、130号線に入り3時半に終点の駐車場に到着。

数年前までは、ハワイ火山国立公園のチェーン・オブ・ザ・ロードの終点から、
溶岩が流れ海に落ちている所まで歩く溶岩ハイキングが行われていたが、
溶岩流の発生ポイントがどんどん東に移動したため、
ハワイ火山国立公園の外になるが、
現在。溶岩が流れ海に落ちているカラパナから溶岩ハイキングが行われている。

歩いて10分ほどで溶岩棚の見学ポイントに着く。
思っていたより見学用の岩棚のテラスは近いが、
溶岩が流れ海に落ちているポイントまでは、かなり遠い。
安全のためとはいえ、がっかり。
ここでも200ミリでは不満、2倍テレコンをもってくるべきだった、失敗。

溶岩が流れ海に落ちているポイントは頻繁に変わるみたいなので、
今年の初めは、わりと近くで見れたみたい、かなり運が必要。

好天で暑く、夜までずっと待つのはきついので、
一度途中の街まで戻り、夕食。

6時過ぎに再び終点の駐車場に戻る。
かなり広いのだが、すでにすごい数の車、観光客は国立公園よりこちらのほうが多い。
見学用の岩棚のテラスはすでに人であふれかえっていた。
なんとか前の方で三脚をたてる。

溶岩が海に流れ落ちる所は昼でも見えるが、
昼間白かった煙は、暗くなるにつれどんどん溶岩の赤色で染まって来て、
時々起きる噴火も肉眼で確認できる。
7時半くらいが撮影好機、それより暗くなると背景が見えない。
後ろを振り向くと国立公園の山肌からの煙や空の雲も、
溶岩の赤色で染まっていてとても美しい。

カラパナ終点、溶岩が流れ落ちているポイント。

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カラパナ終点、溶岩の赤色で染まる雲と山肌。

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8時過ぎに帰路につく、9時に宿のパイナップルパーク到着。
シャワーを浴び9時半に就寝。

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