風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

2010年02月

和歌山田辺市の虎ヶ峰からの夕日と紀州田辺梅林、みなべ町の南部梅林と千里梅林と岩代大梅林、2月19日20日分。


今週の2月19日20日の金・土と和歌山の梅林の取材に行ってきた。
年始からずっと忙しくて、やっと今年の初撮りである。
昨年もほぼ同時期に訪れたが、少し遅すぎたので今回はリベンジ。

金曜日の午後、斑鳩の自宅から出発、2時間ちょっとで和歌山の高野山に着く。
そこから高野龍神スカイラインを抜け田辺市へ向かう。
頂上付近の路上は所々に残雪があり、ゆっくり走ったので、
昨年よりやや遅いペース。

3時間半ほどで、道の駅龍神に到着。
国道371号を南下、425号に入りすぐに県道29号田辺龍神線へ。
虎ヶ峰トンネルの南側から夕日を撮影。

虎ヶ峰からの夕日。

イメージ 1

5時50分頃日没、田辺市街からすぐで道もよい、ここは穴場でおすすめ。
道の駅龍神から40分、道の駅紀州備長炭記念公園へは15分、
田辺市街までは40分ほど。

虎ヶ峰トンネルの南側からしばらくは西側の展望ポイントが続き、少し南に下ると東側の展望もある。
その後、道は東西方向に変わるが、再び南方向に変わるところの西側の展望もよい。
東側の展望はたいしたことはないが、西側の展望は山並みがきれい。

夜は田辺市の扇ヶ浜から少し南東側の田辺湾沿いにあるネットカフェへ。
入会100円、8時間パックで1600円。
フリードリンク、シャワーあり、映画を2本見て眠る。
とても快適で、ネットカフェ難民が増えるのわかる気がするなぁ。

翌土曜日4時過ぎに出て、紀州田辺(石神)梅林へ、市街から40分ほど。
早朝の梅林を撮影、中心部の駐車場は500円、無料駐車場あり、見学自由。
全体的な満開には、やや早いくらい。
ここは他の梅林にくらべやや遅い。

紀州田辺(石神)梅林。

イメージ 2

次に、みなべ町の南部梅林へ移動、紀州田辺(石神)梅林から30分くらい。
駐車場は500円、入園250円、遊歩道でぐるっと1周できる。
下の方は満開、中腹はやや散り始めが多く、上のほうはやや早いくらい。
品種や場所により差があるので、最適期が難しいが、
遊歩道の上のほうが写真的なアングルがいいので、数日後がよいと思う。

みなべ町の南部梅林。

イメージ 3

イメージ 4

次に千里梅林へ、南部梅林から15分ほど。
駐車場はなし、路駐可。
特に遊歩道はない、満開。
ここは鉄道と海が見えるので、テッチャンが6人ほどいた。

千里梅林。

イメージ 5

最後に、岩代大梅林に移動、千里梅林から15分ほど。
駐車場は300円、入園200円、駐車場から梅林まで10分ほど、ほぼ満開。
岩代大梅林は盆地の中にあり、駐車場や途中の道沿いからもよく見える。
駐車場から車で1周するコースもある。

11時過ぎに帰路に着く。
帰りは42号線を北上、ずっと一般道を走る。
和歌山市を通り、休憩時間をはぶいて5時間20分。
高野山経由とほぼ変わらない感じ。
高速を使えば大阪経由のほうがずっと早い。

岩代大梅林。

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 1

古都の花模様 撮影ガイド ( Motor Magazine Mook カメラマン シリーズ )

From モーターマガジン社
価格: ¥ 1,995

内容紹介
京都・奈良の花景色を撮り歩くための必携ガイド
●京都:洛北・洛西・洛東・洛中・山城
●奈良:北大和路・東大和路・南大和路・西大和路
●特別取材:美山かやぶきの里・高野山
●全作品、撮影データ&マップ付き

2010-02-18発売、ぜひ一度御覧下さい。

http://www.digi-came.com/jp/modules/books/


お詫び

残念なことにNO.118の薬師寺の展望地である大池への地図が訂正されず、掲載されてしまいました。
川の西側の県道7号線の表記がなく、下側の橋の一方通行はあやまりです。

地図が間違っているため、途中の部分をわかりやすく書きます。
大和田橋が右折できるようになっていたため、再訂正しました。

県道7号線は、川の両岸にあり東側は南行き、西側は北行きの一方通行になっています。
大和中央道から北上して道なりに右折、
県道7号線に入りさらに北上、右手の大和田橋で右折、東進します。
以下本文と同じです。


またNO.127の説明で、間違いがありました。
黄色の花は、レンギョウではなく、サンシュユです、訂正します。

「京都・奈良の秋」と「古都の花模様」の二冊続いての
個人分のカメラマンムック撮影ガイドの執筆も無事終わり、
あと4月にカメラマン10人で出す、デジタルだけの「D景」カメラマンムックが終われば、
6月は中橋さん、8月は川島さん、10月は小林さんと
12月の「フィルム遺産」撮影ガイドまでの間は、個人分のカメラマンムック撮影ガイドが続き、
比較的時間に余裕ができるので、今年は海外取材にも行きたいと思っている。
今のところの第一候補はイタリア、世界遺産を中心に廻り素材集にまとめたいと思う。

それと今年か来年に個展も開催したいと思っていて、
昨年から順次、ストックのフィルムをドラムスキャンで高品質のデジタルデータにしている。
昔ながらのレンズを通した引き伸ばしのダイレクトプリントでは、
現在ではデジタルプリントには品質的に全然かなわない。

なので個展はデジタルプリントで行いたいのだが、
デジタルデータは、自分で完全な状態にするとして、
外注の銀塩の印画紙出力にするか、大型インクジェット出力にするかもっか考え中。
インクジェットは、プロ用も一般用も変わらず、
インク数が多く色域の再現性の広い機種を選べば、
外注に出す必要がないので、外注分の費用で大型インクジェットを購入して、
自分で出そうかとも思っている。

街中で目にする量販店などのディスプレイは、
ほとんどがインクジェット出力(布メディアは昇華型)なので、
主流はインクジェットなのだろうが、
個展では銀塩のデジタルも多いように思う。

小型プリントの機械はフロンティア、大型はラムダやシータといわれる、
デジタルデータをレーザーで銀塩の印画紙に焼き付ける方式は、
印画紙に関しては現像機を通すので、半アナログとも言える。
アナログ部分の色のかたよりは、デジタルデータ部分でコントロールできるとして、
全体の色域の狭さや白抜け、黒の締まりではインクジェットにはかなわない。
ただインクジェットでは、銀塩のクリスタルペーパーに焼いたときの質感は出せず、
またインクジェットは表面のこすれに弱く、長期保存にはラミネートが必要なので、
その分の費用を考えるとコストダウンともいえず、
一長一短ともいえるのが悩みどころ。

ついにPENTAX645デジタルのティザー広告が始まった。
全貌を表すのは1週間くらい先であろうか。
いままで何度も延期されてきたので、
PENTAX645ファンには、本当いつまで待たすねんというかんじだろう。
645フルサイズを期待したいが、以前の予告では55mmが標準レンズになっていたので、
ひと回り小さなCMOSだろうか。
それでも35フルサイズの倍くらいの大きさのCMOSだろうから、
3000~4000万画素くらいか、8X10くらいの画質はあるかも知れない。
かなりオーバースペックの感じもするので、実用重視のプロには売れないと思うが、
画質にこだわるハイアマには魅力的な商品だと思う。
ボディ内水準器と手ぶれ補正が付けば、自分も正直欲しい気がする。
問題は値段、ボディの実売で50万切らないと難しいかも。
とりあえず全貌が表われるのが楽しみ。

http://www.camera-pentax.jp/new/index.html

イメージ 1

昨日、大日本印刷さんから送られてきた、
「古都の花模様」の原稿と地図の最終校正が、
今日やっと終わり一安心。

明日デザイナーさんが修正をして入稿になる。
数人で何回も校正しているのにもかかわらず、
再校正のたびに次々に間違いが見つかるのは、
「なんでだろう~なんでだろう~」(ちと古いか)

これでやっと心置きなく撮影に出かけられるが、
今の時期は正直あまり撮るものがないなぁ。

添付写真は、吉野山の雪景色。
「京都・奈良の秋」に載せたかったのだが、ページの構成上はずれたものです。

このページのトップヘ