風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

タグ:インド

インド取材記、ムンバイから日本へ 3月2日分。


6時に起床、歩いて海沿いのマリーンドライブに向かう。
晴天だが、いまひとつ抜けの悪い空。
時間節約のため、タクシーでビーチへ、20ルピー。
帰りは、CST駅まで、35ルピー。

朝食後、8時20分にタクシーで空港へ、定額で350ルピー。
9時に国際空港到着、エアインディアはかなりすごい行列だったが、
シンガポール航空はすぐにチェックインできた。

空港内で土産を買おうと思っていたのだが、改装中で全てクローズ。
軽食は買えたが、みんなかなり高額。

空港はそれほどボロくはないが、ゲートの出発表示は間違ったままで、訂正されずしまい。

昼12時に離陸、2時に昼食、
インド時間で夕方5時前に乗り継ぎのシンガポール到着(現地時間は7時半、以後シンガポール時間で表記)

シンガポールのチャンギ国際空港の豪華さには、相変わらずびっくりさせられる。
おそらくチャンギ国際空港が頂点で、ニューデリー国際空港が最低ランクだろう。
ただ数年もすればそこそこのレベルに変わっているかもしれない。

乗り継ぎの時間がかなりあるので、日本料理屋でラーメンを食べ、土産を買い免税店やコンビニをぶらぶら。
それでもかなり時間が余ったので、無料のミニシアターで映画を見る(英語に中国語の字幕)
空港にシアターがあるのは、チャンギ国際空港くらいじゃないだろうか。

夜12時過ぎに乗り継ぎの便が離陸、すぐに軽食がでる。
機内かなりすいている様子、備え付けのパーソナルビデオを見てすごす。

朝5時半頃に朝食、6時半に関西国際空港到着(日本時間で7時半、以後日本時間で表記)
予定より40分程早かった、大阪は小雨でかなり寒い。

税関では、インドへの個人旅行ということもあり、かなり細かくチェックされる。

空港バス、JR、バスを乗り継ぎ、11時前に帰宅。
長いようで、あっというまの18日間だった。

ジャイプルのシティパレスでのスナップ。

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デリーのハヌマーン寺院でのスナップ。

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インド取材記、ムンバイ2日目・港からの日の出・朝焼けのタージマハルホテル・エレファンタ島の石窟寺院・マリーンドライブ・チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス 3月1日分。


7時前に起床、タクシーで港近くのインド門に向かう、20ルピー。
ちなみにムンバイ中心部はオートリクシャー乗り入れ禁止でタクシーのみ。

インド門前の港の日の出を撮影、インド門と周辺は修理中で絵にならないので撮影せず。
朝焼けに染まるタージマハルホテルが何とも言えず綺麗だったが、鳩が多すぎて撮りにくい。

港からの日の出。

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朝焼けに染まるタージマハルホテル。

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インド門前の広場では、国際的なボートレースの開会セレモニーみたいのが行われていた。
目覚めのチャイを一杯、5ルピー。

近くのホテルのオープンレストランで朝食、180ルピー。
インドはほこりっぽいせいか、屋上以外でオープンになっている所はめずらしい。

9時の始発の便で、エレファンタ島行きの船に乗る、往復120ルピー。
船が出てすぐに、インド門とタージマハルホテルを合わせたアングルが撮れるのだが、
あいにくの修理中でなんとも残念。

10時にエレファンタ島に到着、入島税5ルピー。
桟橋から坂の登り口までミニ鉄道(5ルピー)もあるが、たいした距離じゃないので歩く。
坂の両側には土産物屋がびっしり、坂は結構きつい。

10時20分に岩山の頂上にある石窟寺院に到着、250ルピー、ドル払いはだめと言われた。
寺院内の壁は、シヴァやヒンドゥーの神々の彫刻で埋められていて見事、
世界遺産にも登録されている、寺院内は、ストロボ使用可。
一番のみどころは、シヴァの三面上半身像、高さは6mほどあり、とても大きいのが特徴。

エレファンタ島の石窟寺院。

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ただし見どころは少ないので、あまり時間はかからず、11時に港に戻る。
体調不良でふらふら、土産物屋を覗く気力なし。
帰りの船は11時半過ぎに出発、1時前に港に戻る。

その後、タクシーで丘の上のカムラネルー公園に向かう、70ルピー。
ここからマリーンドライブが見えるが、いまひとつの感じ。
向かいのフェローズシャーメタ公園(ハンギングガーデン)では、植木が動物の形に刈り込まれている。

カムラネルー公園から見た、マリーンドライブ。

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その後ブリーチキャンドルエリアなどを撮影、
この辺りはムンバイセレブの暮らしが見られるエリアだというが、どうもいまひとつピンとこない。
高級マンションもショップも日本のと比べれば、殺風景で何か貧相、
建物の中などは、きっとすごいのだろうが、街並や外観と言うと「う~ん」という感じだ。
ムンバイセレブのイメージを撮りたかったのだが、なかなかうまくいかない。

4時前にタクシーでホテルに戻る、63ルピー。
夕方の光でチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST駅)を撮影する。
疲れたのでホテルで少し休憩、横になる、歩き疲れてくたくた。

夕方のチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST駅)

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5時半前にタクシーで海沿いのマリーンドライブに向かう、50ルピー。
夕日に染まるマリーンドライブのビル群を撮影後歩いて戻り、夕食。

夕日に染まるマリーンドライブ。

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薄暮になる頃合いを見て三脚を持って駅前に移動、ライトアップされたCST駅を撮影する。
三脚を使って撮影していたら、すごく人が寄って来るかなと思っていたのだが、
目立ちにくいようにしていたこともあり、ほとんど無反応。

ライトアップされたチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST駅)

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その後、ライトアップされたフローラの泉を撮影しホテルに戻る。

10時半就寝、夜はかなり咳ごむ、絶不調。

インド取材記、ムンバイ1日目・チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス・マリーンドライブ 2月29日目。


5時過ぎに起床、周りの客はほとんどいない。
列車スタッフがもうすぐムンバイに到着すると言って、
頼みもしないのにかってに荷物を運んで、チップを請求する。
なんでわずか3メートルくらいで払わなければ行けないのかと無視。

5時半、ムンバイCST駅到着、まだ真っ暗。
普段よく遅れるくせに、遅れて欲しい時に限って定時より早い到着。

元気なら、荷物を預けて日の出を撮りに港にでも歩いて行くのだが、
いかんせん風邪で絶不調、とりあえずどこかで横になりたい気分。
こんな早朝じゃ、ホテルもチェックインできるかどうかあやしいもの。
真っ暗な中の移動は危ないので、少し明るくなるまで、駅中の椅子に座って過ごす。
廻りにもたくさんのインド人が布にくるまり横になっている。

30分程でかなり明るくなる、日の出も近い。
掃除の邪魔になるので、横になっているインド人たちを警官が棒でこづいて起こして廻る。
騒動しくなってきたので、駅前の一番近いホテルに向かう。

シングルルームは三畳ほどの小さい部屋だが、税込み860ルピーはムンバイでは安いと思う。
ただし、通常12時チェックインなので、朝6時からだと半日分よけいにとられることになった。
しかも手持ちがドルしかなく、ルピーへの両替のレートはすごく悪い。
それでも横になれたらなんでもいいやっていうくらい、へとへと。
いつものことで、長々と宿帳記帳してやっと部屋へ、しばし瀑睡。

9時前に起き、風邪がいっこうによくならないので、病院に行くことにする。
ホテルで場所を聞くと、駅のすぐ近くとのこと。
出かける前に洗濯サービスをたのみ(131ルピー)、通勤風景を撮影しながら病院に向かう(プロ根性)

病院では、案内所で教えてもらい、受付で5ルピーを払い受付表をもらい、風邪などの専門の場所に並ぶ。
9時半過ぎに診察開始、医者は2人(後からもう1人)とアシスタント。
1時間半ほどでやっと診察終了、
旅行保険に入っているので必要書類が欲しいと言ってもいまひとつ要領を得ない。
別の窓口で薬をもらうが、どこでお金を払えばいいかわからず、
再び案内所に行って聞くと治療費は無料とのこと、
必要書類が欲しいと言っても要領を得なかったわけがわかった。

その後昼飯(156ルピー)を食べ、再びホテルに戻り、休息。

3時半頃に、光線がよくなったところでCST駅を撮影、西側が最も絵になる。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST駅、旧ヴィクトリア・ターミナス)は、世界遺産にも指定されている。
国際空港も同じ名前で、インドを守った英雄の名前に由来する。

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST駅)

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その後、フローラの泉など市内を撮影して歩く。

さとうきびのジューススタンドと牛車。

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クリケットをする学生と時計塔。

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4時半過ぎに海沿いのマリーンドライブに到着、この辺りはそこそこ綺麗。
夕日を見に多くのカップルが佇んでいる。
ちょうど大統領が通るところで、厳重に警備されていた。

マリーンドライブ。

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マリーンドライブから見る夕日。

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7時前に夕食(117ルピー)をとり、
ホテルの周辺の屋台を見ていたら、おばさんがひったくりにあう、あっという間。
その後、シャワーを浴びて、10時くらいに就寝。

インド取材記、アウランガーバードのビービーカーマクバラー、エローラ石窟群 2月28日分。


7時に起床、のどが痛い。
ホットシャワーは、朝の4時間だけだったので、
シャワーを浴びるが温度調節できないので、熱すぎ。
その後ホテルのレストランで朝食、59ルピー。

8時半過ぎにオートリキシャーで、
アウランガーバード市内のビービーカーマクバラーに向かう、20ルピー。
10分程で到着、入場料は2ドル。

タージマハルをモデルに造られたこともあり似ているが、
こちらは中心部分のみ大理石で、残りは石材の上に漆喰が塗られている。

残念なことに左のミナレットが修復中、
アジアの他の国でも見られるが、足場には竹が使われている。
一見危なそうだが、柔軟で強いのだろう。

ビービーカーマクバラー。

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帰りはバススタンドまで乗り合いのオートリキシャーで戻る、10ルピー。
バスでエローラ石窟群に行くつもりだったのだが、
体調不良で疲れているし、現地の移動にどのみちオートリキシャーが必要だったので、
オートリキシャーで行くことにした、往復と現地の移動込みで300ルピー。

9時45分出発、途中ダウラターバードの砦跡を横目に見て、
10時半にエローラ石窟群に到着、駐車場代10ルピー。

ここは、アジャンタ石窟群同様、世界遺産に登録されている。
アジャンタ石窟群との違いは、アジャンタが仏教石窟群のみで壁画と彫刻が見られるのに対し、
エローラ石窟群は、仏教・ヒンドゥー・ジャイナ教の3種類の石窟群が見られるものの、
彫刻のみであるということだ、ストロボ使用可、三脚の使用は禁止。

入場料は5ドルだが、ヒンドゥー教石窟群の中のカイラーサナータ寺院以外は立ち入り自由。
カイラーサナータ寺院は、8世紀の中からおよそ100年かけて岩を削ることによってできた巨大な建造物。
当時の平均寿命が30歳前後だったので、数世代にわたる大工事のすえにできたもの。
右側の小道から丘の上に登ると、後方から全景が見下ろせるがその迫力に圧倒させられる。

仏教・ヒンドゥー・ジャイナ教の3種類の石窟群は広範囲に渡っている為、
オートリキシャーでこまめに移動しながら撮影、
全体的には西向きなので、午後のほうが日が当たるが、
太陽の高い昼頃のほうが影が少なく撮影はしやすいと思う。

エローラ石窟群のカイラーサナータ寺院。

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エローラ石窟群。

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1時45分に帰路につく、
オートリキシャーの運転手がしきりに工房の見学を進めるが、
「風邪で疲れているので早くホテルに帰りたい」と言って、
ホテルに直行してもらう、2時半ホテル着。

インドでは多いのだが、
チェックインの時間がそのままチェックアウトの時間になるので、
時間がくるまで横になって休む。

4時前にチェックアウト、少し体調がよくなったので、
荷物を預かってもらい、街を歩いてぶらぶら、
バーンチャッキー(5ルピー)やバザールを見て歩く。

バザールでのスナップ。

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6時前にホテルに戻り、荷物を受け取り夕食をとる、49ルピー。
その後オートリキシャーでアウランガーバード駅に向かう、20ルピー。

6時半前に駅に到着、割と綺麗な駅舎。
今日はひさしぶりの夜行寝台泊になる、ムンバイまで約8時間、2A寝台で約680ルピー。

20分遅れで10時15分出発、下側の席だったのだが、
上側と変わってもらいすぐに横になる。
エアコンが効き過ぎで、服を着込んでも毛布1枚では寒く辛い夜だった。

インド取材記、アジャンタ石窟群 2月27日分。


6時半過ぎに起床、やや風邪気味、
オートリキシャーでバススタンドに向かう、20ルピー。
7時半にバス出発、アジャンタ石窟群に向かう、42ルピー。
車内は割と広く、バックパックも網棚にのせられるので安心。
観光客は、欧米の女性2人組と自分だけ。

8時半に小休憩があり、欧米の女性2人組は出発直前に回りの人が制止するのに降りて行く。
出発して5分程でアジャンタへの分岐があるが、バス停も看板もなし。
車掌に教えてもらわなければ乗り過ごす所、所要1時間20分程。

待ち構えていたインド人に案内してもらい、途中のチケット売り場で施設管理料を払う、7ルピー。
少し歩くと土産物屋や食堂のあるエリアに到着。
次のシャトルバスまで時間があるので、朝食を取る、50ルピー。

やはり案内してくれたのは土産物屋の店主で、
時間まで見て行ってくれとしつこいので、しかたなく少しだけ土産を購入。
バスの時間が来たので、逃げるようにシャトルバス乗り場に向かう。
先程の欧米の女性2人組もオートリキシャーでやって来る、
降りる場所を勘違いして、回りの人が制止するのを無視したから、損してる。

9時半にシャトルバスで、アジャンタ石窟群に向かう、7ルピー。
5分程で到着、入場料5ドルを払い、
バックパックは荷物預かり所へ、4ルピー、ここはトイレも有料。

そこから急な坂道を上るとやっとアジャンタ石窟群に到着。
石窟群はU字に湾曲したワーグラー川に沿って、南東方向に開けている。
トイレの他、所々に飲み水はあるが、売店はなし。

ここは世界遺産にも登録されていて、すばらしい壁画や彫刻にはただ圧倒させられるのみ。
残念ながら石窟内のストロボと三脚の使用は禁止の為、
デジカメの感度を上げても手ぶれぎりぎりで、内部の撮影はかなり難しいと思う。
今回は乾期に訪れたが、外観の撮影は緑の多い雨期の晴れ間のほうがいいと思う。

橋を渡った所から少し上ると展望台があるが、眺めはいまひとつ。
この辺りには、売り子が多くすごくしつこい。
今回はへばっていたので行かなかったが、さらに30分くらい上の展望台からの眺めはいいと思う。
ただし緑の多い雨期の晴れ間限定。

アジャンタ石窟群。

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12時過ぎに、アジャンタへの分岐の所に戻りバスを待つが、
来るバスはいつも満員で全然停まってくれない。
オートリキシャーの運転手が「休憩所ならバスは必ず停まるからそこで乗ればいい」と言うので、
オートリキシャーで手前の休憩所に向かう、25ルピー。

休憩所に来るバスはみんな満席だが、2台目でなんとか端っこに座らせてもらう。
1時過ぎにバス出発、15分くらい走った所でかなり降りたので、ゆったりと座れた。
途中2時前に一度休憩があり、その後数回バスストップ、
3時半に終点のアウランガーバードのバススタンド到着。

歩いてすぐのホテルに向かう、テレビ付きで225ルピー。
風邪薬がきれたので、近くの商店で風邪薬などを購入、
その後ホテルのレストランで夕食、40ルピー。
疲れがたまり風邪もひどくなってきたので、部屋に戻りテレビを見ながら体を休める。
10時過ぎに就寝。

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