イーザスソフトウェアさんからデータ復旧ソフト EaseUS Data Recovery Wizard
のレビューをお願いされましたので、簡単にテストしてみました。

デジタルでの撮影になってから、ハンドリングはすごく軽くなり、
フィルム時代より便利な面が多いのですが、唯一の欠点としてデータの消失の危険が大きくなりました。

カメラなどの物理的な紛失ならまだ買い替えることは可能ですが、
写真は一期一会で、同じものは二度と撮ることはできません。

バックアップコピーはすごく簡単になったので、
常に複数のバックアップを心掛けていれば、問題ないのですが、
データが大量になればなるほど、うっかり一部分のバックアップ漏れということがあります。

自身も同日の朝と夕方に撮影した時、朝の撮影分だけをコピー、夕方の撮影分をコピーし忘れて、
撮影日のフォルダーがあることで、うっかりデータを全てバックアップしたと思い込み、
よく確認せずにメモリーカードを初期化して、消してしまったことがあります。

また複数のカメラで撮影した時に、一部のカメラのデータのバックアップを忘れて、
同様に消してしまったこともあります。

単にデータをPCのゴミ箱に入れただけなら、簡単に取り出すことは可能ですが、
ゴミ箱を空にして完全消去してしまったり、メモリーカードを初期化してしまった場合は、
どうしようもありません。

物理的にハードディスクが故障してしまった場合は、高額な料金を払ってでも業者に頼むしかないのですが、ハードディスクが正常な場合は、データ復旧ソフトがあれば、ある程度の復旧は可能です。

撮影データは上書きされない限り、管理情報が消去されて表示されないだけで、
ハードディスクやメモリーカード上には、実データ自体はまだ存在しているので、
データ復旧ソフトを使うことで、ファイルシステム情報をもとに位置を特定して、
救出することが可能になります。

実際に簡単なテストをしてみましたが、操作自体はすごく簡単で、
ソフトを起動すると自動的にドライブの情報が出てきます。
この中から指定のドライブを選び、さらにフォルダーを選択、任意のフォルダーに対してリカバリーを行います。

選択すると自動的にスキャンが始まります。
まず最初にクイックスキャンが、
その後高度なスキャンが自動的に実行されます。
そして削除されたファイルという現れたデータから、復旧したいデータファイルを選択してリカバリーボタンを押すだけです。
とても簡単な操作でファイルを復元することができます。
復元できる
ファイルは、RAWやエクセルファイルなど多種多様な形式に対応しています。

データのバックアップは最低2台以上のハードディスクなどに分散して保存するように、
日頃から心がけたいものですが、
万が一の
消失させてしまった場合は、データ復元ソフトを試してみるとよいでしょう。

容量の制限はありますが、機能自体は同じなので、
無料版でまずは試してみるとよいと思います。

EaseUS Data Recovery Wizardのページ
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html

無料版ダウンロードのページ
https://jp.easeus.com/data-recovery-solution/free-data-recovery-soft-recommend.html