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写真取材時のエピソード集その1 びびった話
アメリカアリゾナ州ツーソン近郊に、サボテンの撮影に行った時のこと。
このあたりにはサワロ(柱サボテン)国立公園やツーソンマウンテン州立公園など、巨大な柱サボテンが多くすごく写欲がそそられるところで、その日も一日中レンタカーであちらこちら廻って撮影していたのだが、夕暮れが近づき夕日と柱サボテンがいっしょに撮れるポイントを探して道沿いから少しブッシュに足を踏み入れた。少しづつ移動しながら撮影していると、足元で何か音がする。振り向くと、がらがらへび(ラットスネーク)が威嚇しているではないか。それはもう心臓が飛び出すくらいびっくりした。扁平しているものの太いところは、大人の太ももくらいはありそうなくらいでかい。思わず後ろに飛びのいたが、がらがらへびのほうもびっくりしたみたいで逃げていった。しかしむしろ怖かったのはその後、周りはみんなブッシュですでに薄暗いなってきている。それになんといってもTシャツに短パンとサンダルという軽装だったし、三脚で足元の周りをバンバンたたきながら車まで戻ったのだが、本当に生きた心地がしなかった。アメリカ南西部は何度も行っているものの、がらがらへびを見たのはそのときだけ、しかしそれからキャンプ場以外で短パンとサンダルという軽装はやめました。