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旅のエピソード集その2、
はじめて海外でレンタカーを借りた時の話。

日本からアメリカ径由でドイツに渡り、
鉄道を使い北欧4ヶ国を廻った後、
オランダのアムステルダムまでやって来た時に、
はじめて海外でレンタカーを借りた。
日本を出る前に国際免許証はとっておいたのだが、
40日あまりの、いきあたりばったりの長旅だったため、
事前に予約はせず。
全然英語は得意でなかったので、借りるまでもたいへんだった。
受付嬢は、日本の免許証をみんなに見せて大騒ぎしていた。
しばらくしてなんとかブジョーの小型車を借りることができ、
簡単に操作を確認したのち慎重に走り出す。
もちろん左ハンドル右側通行は初めての経験。

時々地図を確認しながら、観光名所をめざす。
しかし海外での運転初心者が、はじめてレンタカーを借りる街としては、
オランダのアムステルダムは最悪の選択だった。
走り出してからやっと気づいたのだが、
アムステルダムは街の中心から放射線状に道が伸び、
また複雑に入り組んでおり、標識もわかりにくく
完全に迷路のようで、迷いまくり。
観光名所へはいっこうに行けずじまい。
結局、市内観光はあきらめ、郊外をめざす。
しかし郊外も運河が多く、直線距離は短くても迂回しなければならない道が多くて、
なかなかスムーズには進めない。

それでもなんとか郊外の観光地のザーンセ・スカンスに到着し一息つく。
始めて見る風車に感激、たっぷり写真を撮った後、
陽も傾いてきたので、宿さがしをはじめるが、郊外にはまったくない。
アムステルダムまで2時間もかけて戻り、
また迷うのは疲れるし、郊外の宿に泊まろうと思ったのだが、
いっこうに見つからない。
結局、アムステルダムまで戻れるくらいの距離を走り回り、
宿を見つけた頃には、もう真っ暗。
かなり値段も高かったのだが、おもいっきり疲れていて、
もうどうでもいいって感じだった。
その日は夕食もとりそこねたのだが、ばくすいしてしまった。

翌日は朝からキンデルダイクへ向かう、途中からすごい霧がでてきた。
霧の中、風車を背景につりに高じる老人がすごく絵になっていた。
お気に入りの1枚です。

その後もいろんなトラブルが続くのだが、またの機会に。