インド取材記、旅の準備編。


2008年2月16日から3月3日まで、インドに取材に行ってきた。

今回インドに行くことになった理由だが、
去年9月にハワイに行ったときの写真が、デジタル素材集用にまとまって売れて、
その流れで近年経済発展著しいBRICSの雄として、
インドの観光・貿易需要に応えられる写真を撮って欲しいと頼まれたもの。

以前から話は聞いていたが、正式に決定したのは昨年末で、
旅行の手配等は全てこちらの方でということ。

インドのベストシーズンは12月から2月の乾期なのだが、
12月と1月は朝霧の発生が多く、列車がよく遅れるということなので、撮影時期は2月に決定。
今年は寒冬で2月上旬に積雪が期待できたので、中旬からの出発にした。

インドは日本の8倍強と広く、全域を廻ることは日程的に不可能な為、
撮影する都市はは相談の上でということだったので、
観光で人気のある都市を中心にや効率的に廻れるようにコースを組み了承を得た。

年明けすぐに旅行会社のHISで航空チケットを手配。
シンガポール航空の関空からインドの往復航空券、
税金等全て込みで13万円程。
スカイウォーカーカードで旅行クーポン還元あり。

インドはビザが必要な為、大阪の総領事館で所得。
翌日発給で1200円、インド各地のパンフレットも置いてある。

いつもは海外ではレンタカーで動くことが多いのだが、
インド国内は広く、また交通マナーも悪いことから、移動は飛行機と鉄道・バスですることにした。

インドの航空国内線はインターネットで手配、
JET AIRWAYSのバラナシとカジュラホ間のネット早期割引で1万1千円程。

又、鉄道もインターネットのインド国鉄のサイトで路線や時刻等を調べ予約。
ウェブまたは確認メール画面を印刷したものが、そのままe-ticketとして使えるのでとても便利だ。
予約及びクレジットカードの手数料はかかるが、
現地での手配の時間ロスを考えると予め確定しているほうが安心出来る。

またデリー着が夜遅いということもあって、初日の宿と空港送迎もインターネットで予約した。
1泊送迎込みで950ルピー、2500円くらい。
空港タクシーが250ルピーなので、現地の相場からいくと宿泊セットでも割高だが、
日本の旅行社の空港送迎予約料金が、3000円から8000円くらいなので、比較すると安い。

今回の依頼は1千万画素以上のフルサイズデジタルカメラでのRAWデータでということだったので、
デジタルのキャノンEOS5Dを2台用意、1台は友人から借りた。
レンズは17-40mmと24-105mmのみでそれぞれのボディに付けたまま。
又、石窟寺院内の撮影が予定されていたので、ストロボの580EXも持って行った。

カメラバックはf64のショルダータイプを使い、
カメラとストロボ、ガイドブック類は機内持ち込みにした。
又、旅行直前にキャノンサービスでCMOSの掃除をしてもらった。

コンパクトフラッシュは合計47G分を用意したので、
軽量化の為、フォトストレージは持って行かなかった。

基本は手持ち撮影だが、夜景撮影の可能性もあったので、
中型リュックにぎりぎり入るサイズのジッツオの中型カーボン三脚も持って行った。

他には充電器を2つとコンセント変換アダプターに予備のバッテリーとカメラレリーズなど。
また着替えの他には、ヘッドライト・薬・盗難よけのワイヤー付きの鍵などを用意、
パスポートや予約e-ticketなど重要書類はコピーも取って盗難に備えた。
インドは病気や盗難が多い土地柄なので、旅行保険も最上級に入っておいた。

旅費はTCとドルで9万円程用意、念のためクレジットカードも持って行った。

写真は、デリーのメインバザール、この通りの安宿に泊まった。

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