インド取材記、バラナシ1日目・ガンガーの日の出・朝のガート・市内の大通り・ヴィシュワナート寺院・ラームナガル城・バーラトマーター寺院・プージャー 2月23日分。
バラナシはバナーラス、ベナラスとも言われるヒンドゥー教の最大の聖地。
聖なる河ガンガー(ガンジス)で沐浴すれば、すべての罪は浄められ、
ここで死に遺灰がガンガーに流されれば、輪廻からの解脱を得るという。
旧市街の河の西岸に沿って、60もの沐浴場(ガート)があり、
ガートは季節による水量の変化に対応する為、階段状になっている。
朝5時半起床、夜行列車は到着予定時間の4時40分から約2時間遅れで終点のバラナシに到着。
ホームに降り立つと同時くらいに太陽が昇ってくる。
沐浴の撮影は、朝の光が最適なので、急いでオートリクシャーで、
ガンガーの中心にあり最もにぎわうダシャーシュワメードガートに向おうとするが、
運転手は、コミッションのもらえるホテルに連れて行こうと必死の交渉。
「朝の撮影をしたいから先にガートに行ってくれ、ホテルはその後で決めるから」と言っているのに、
なかなか出発しないので、業をにやし降りようとしたところで、やっと出発。
しかし着いた所は、ガンガー沿いのホテル、いい加減嫌気がさしてくる。
「ホテルは後だ、先にガートに行って撮影してくる」と言って、
約束の60ルピーを払って行こうとすると「待っているからお金は後でいい」と言う。
本当はここで別れたかったが、お金を受け取らないので後で戻ることにして、
歩いてダシャーシュワメードガートに向う。
10分ほどで、ダシャーシュワメードガートに着く。
朝日にそまるガートと沐浴の風景は、とても感動的だった。
ガンガーの日の出。
朝のガート。
今度は、日本語を話すアミという少年が話しかけてきて、ずっと付いてくる。
どうも姉が日本に嫁いでいるので、日本語を話せるらしい。
アミに友達のミキを紹介してもらいボートに乗る、30分50ルピー。
暇だからといってアミも乗って来て、いろいろ説明してくれる。
てっきりガイド料とか請求してくるのかと思っていたのだが、
土産物屋で働いているらしく、「宿の約束があるので、戻らないといけない」と言うと、
待っているから後で店に来て欲しいということだった。
ひと通り撮影してから戻る、運転手は待ちわびた様子。
何件か宿を見に行くが、なかなかいいところがなくうんざり、
しかたなくガンガー沿いのホテルの1階の部屋、120ルピーに決める。
シャワーを浴びてから、再びダシャーシュワメードガートに戻るが、すでにアミの姿は見えない。
その後、街を歩いてぶらぶら。
市内の大通り。
昼飯(68ルピー)をとり、リクシャー(15ルピー)で南部にあるバラナシ大学に向かい、
大学内のインド美術館(撮影100ルピー、入場50ルピー)
とヴィシュワナート寺院(無料、東向きの光線がよい)を見学する。
寺院前で飲んだラッシーはなかなか新鮮な味、10ルピー。
ヴィシュワナート寺院。
3時前に、歩いてガンガーにかかる浮き橋を渡りラームナガル城へ移動、入場12ルピー。
途中スラムの子供たちがたくさんいて、行き帰りとも喜捨をいっぱいとられる、実にまいった
ガンガーにかかる浮き橋。
ラームナガル城。
帰り歩き疲れた所でリクシャーに乗りバーラトマーター寺院に向かう、70ルピー。
途中、リクシャーが車に追突されて客席から弾き飛ばされ、
危うく転倒するところ、なんとか無事着地。
4時半前にバーラトマーター寺院到着、入場無料だが撮影は10ルピー。
ここは堂内に大きなインドの立体地図があり、これが祀られている。
762枚の白大理石で造られた巨大な地図は見応えがあり、インドの地形がひとめで見て取れる。
バーラトマーター寺院。
6時前にホテルに戻り少し休憩後、再び船を借りて(150ルピー)
ダシャーシュワメードガートで日没から行われるプージャー(礼拝)を見学する。
正面から見れる船のほうがいいと思ったのだが、蚊が多いのにはまいった。
いささか距離が遠いこともあり、途中で船を降りて地上でストロボを使い撮影する。
プージャー(礼拝)は神秘的でよかったが、観光客の多さにはまいった。
8時前に夕食(70ルピー)をとり、9時にホテルに戻るが、
蚊の多さに一晩中眠れない、宿の選択を誤ったみたいで大失敗だった。
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