風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

カテゴリ: 2010 イタリア取材記

イタリア取材記その24、ローマから日本へ。

7時起き、7時半に朝食、8時に出発。天気は快晴。
地下鉄のテルミニ駅は、行き先を間違えてホームに入ってしまうと、
反対側に行けない不便な作り。係員に入り口から出してもらうしかない。

乗り換えとか、すごくわかりにくいことが多く、
世界有数の観光国なのに、観光客にはあまり優しい国とはいえないと思う。
まぁたっぷりお金使って観光用のオープンバスに乗るか、
全て手配されたツアーで来なさいということか。

8時45分、コロッセオへ移動。もう少し行列ができていた。
フォロ・ロマーノなどとの共通券で12ユーロ。

9時過ぎに中へ、イベントの準備だろうか、
アレーナ部分の3分の1ほどが板で覆われていてがっかり。
もっと広く撮りたかったのだが残念。
中からは、午前中の光線がおすすめ。

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10時に、フォロ・ロマーノへ。
中は広く行き止まりが多いので疲れる。
あまりいい撮影ポイントはない。

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11時、最高裁判所の前のウンベルト橋から、サン・ピエトロ大聖堂を遠望。

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11時過ぎに、ナヴォーナ広場へ。

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簡単に昼食。11時半過ぎにパンテオンに移動。外観は工事中。
天窓から光が差し込みモザイクの床を照らしている。

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12時にサンタンジェロ城へ。昼頃の光線がおすすめ。

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宿で荷物を受け取りテルミニ駅へ、
空港行きはかなり奥のホームになる。

12時50分のレオナルド・エクスプレスで空港に向かう。
チケットはホームで係員が売っていた、15ユーロ。
行きより1ユーロ高いのは、手書きのチケットだったからか?
列車内冷房がなくすごく暑い。

1時半、空港駅到着。すぐにチェックインカウンターヘ。
1時50分に手荷物検査場。
手荷物検査、出国手続き、ともにすごい行列であせる。

2時23分にやっとトラムに乗るが、降りてからもかなり歩く。
出発予定時間の2時半にやっとゲートに到着。
時間がなく慌てて土産を購入。

しかし、飛行機の出発は大幅に遅れており一安心。
もう一度、土産屋へ。

3時過ぎにゲートからバスに乗り、飛行機へ。
3時40分にやっと離陸。4時40分食事。

6時40分、エジプトのカイロに到着。夕日は左側。
現地時間は7時40分、以後エジプト時間で表記。
乗り換えの待ち時間に、ワールドカップを見ながら夕食。

10時40分にゲートへ、セキリティチェックあり。
日本のツアーグループが4組、個人客らしいのは二人だけ。
エジプトのツアーだと思ったら、ヨーロッパからの帰りらしい。
クーラーが効きすぎで、Tシャツだけではすごく寒い。

12時過ぎに離陸、機内もTシャツだけではすごく寒い。
上着を預けてしまったのが失敗、ずっと毛布にくるまっていた。

深夜1時過ぎに食事。機内映画で「HACHI」を見た。
その後就寝。

エジプト時間で朝9時半に朝食、
11時に関西国際空港に到着。日本時間は夕方5時。以後日本時間で表記。
予定より30分早く着いた。

5時20分過ぎに手荷物を受け取り、
6時前の空港バスに乗り、6時40分に難波のOCATへ。
JR,とタクシーを乗り継ぎ、7時半過ぎに自宅へ戻る。
12時に就寝するも時差ボケであまり眠れず、
朝4時からワールドカップの決勝を見てしまった。

イタリア取材記その23、シエナからローマへ。

7時半起き、8時過ぎに出発して街を散策。天気は快晴。

朝のカンポ広場は、ゴミ回収や配送の車が多く、
またツバメがいっぱい飛び交い撮影しにくい。
10時くらいからカフェがオープンし始め、やっといい雰囲気になってくる。

手持ちの現金がなくなってきたので、
ATMでクレジットカードを使いキャッシング、実に簡単で利子も安い。

朝食後、11時前に市庁舎のマンジャの塔へ、8ユーロ。
ロッカーに荷物を預けなければならず、そのため人数制限がある。
上に登るまでに30分近く待たされた。
午前中の光線がおすすめ。

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12時過ぎのバスでローマへ向かう、21ユーロ。乗客は半分ほど。

3時過ぎにローマ郊外のティブルティーナ駅近くのバスターミナル到着。
連絡している地下鉄がストライキで止まっていて、
さらにバスの乗換え場所がわかりにくく、迷ってしまう。

なんとかバスの発車寸前に飛び乗り、4時前にテルミニ駅に到着。
駅近くの宿へ、45ユーロ、まだこの時期はがらがらみたい。

4時半過ぎ、街へ繰り出す。
5時過ぎに、コロッセオへ。午後遅くの光線がおすすめ。

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歩いてヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂に移動。
こちらも午後遅くの光線がおすすめ。

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次にカンピドーリオ広場へ、ここも午後遅くの光線がおすすめ。

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6時ににカンピドーリオの丘から、フォロ・ロマーノを一望。
左側が陰りかけていたので、もう少し早いほうがよいと思う。

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8時頃に、ジャニコロの丘に移動。ガリバルディ記念碑周辺が一番展望がよい所。
夕日に染まるローマの街を撮影。

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8時半、手前がかなり陰ってくる。
ストライキの為、バスも少なくなっているみたいで、かなり歩く。
バスが来ても満員で乗れなかったり、タクシーも拾えずでくたくた。

10時前、予定よりかなり遅れて宿に戻り、三脚を持って再び街へ。

まずはスペイン広場。

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11時頃に、サンタンジェロ城へ。

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11時過ぎに、再びヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂へ。

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12時半にコロッセオへ移動。
12時を廻ってしまったが、まだまだ人で溢れて、盛り上がっていた。

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深夜1時前に宿へ戻る。結局ほとんど歩きっぱなしで疲労困ぱい。
1時半前、就寝。

イタリア取材記その22、サン・ジミニャーノとシエナ。

6時過ぎに起きて朝食、7時過ぎに出発、駅近くのバスターミナルへ。
8時40分のバスでサン・ジミニャーノへ向かう、6.25ユーロ。
同じ一人旅をしている日経の市川さんと出会う。

9時半にポッジボンシ駅前で一度降りて乗り換え、駅前に電光表示板あり。
20分後のバスに乗り、10時15分にサン・ジミニャーノに到着。
天気は快晴、気持ちいい。

サン・ジミニャーノは塔の街として知られ、世界遺産に指定されている。

広場では市が行われていて、写真は撮りにくかった。
街中を簡単に見て廻った後、市川さんと昼食。
スパゲッティと定番の生ハムとメロン、そして白ワイン。
スパゲッティはそこそこだが、生ハムとワインはおいしい。
結構酔っ払ってしまった。

その後、市川さんとは別れて、
街の入り口であるサン・ジョバンニ門を出て、南東側の野道を下る。
やはり距離を置いて街を遠望するのがいいみたい。
昼前の光線がおすすめ。

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その後、1時半過ぎのバスでシエナに向かう。
バスのチケットは事前に街中のタバッキで購入、5.5ユーロ。
2時にポッジボンシ駅前、バスによっては乗り換えが必要なのもあるが、
自分が乗ったのは直通便。

3時10分にシエナに到着。
すぐに街の中心のカンポ広場へ向かう。
予定より遅れてベストの時間は過ぎてしまった、もう1,2時間早い方がいいと思う。
工事のクレーンが目障りなので、建物で隠す。

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すぐ近くにあるドゥオーモ、イタリアンゴシックの傑作。

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4時半に、近くの宿へ、朝食なしで40ユーロ。
日帰り客が多いためか、宿はがらがら。
その後、ドゥオーモ付属美術館へ、数ヶ所の共通券が12ユーロ。

屋上への通路はすごくわかりにくい。
部屋の一番奥の狭い通路を一度降りて、螺旋階段に入り上っていく。
写真は5時頃、美術館の屋上からの眺め。

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写真は、ドゥオーモの内部。共通券が使える。フレスコ画が見事。

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その後、ドゥオーモ前のサンタ・マリア・スカラ救済院で美術鑑賞、共通券が使える。
手荷物はクロークに預けなければならない。

ドゥオーモ前で市川さんと再会。
日帰りでフィレンツェに戻られるとのことで、時間がないのですぐに別れる。

6時半、バスが来た道を少し戻った所から、街を遠望。
バス停のある広場から10分ほど。途中のサン・ドメニコ教会付近の展望もよい。

7時半、市川さんから携帯に電話があり、
帰りのバスまで少し時間ができたとのことで、再び会うことに。
美術館の屋上がわからず、見落としたとのことなので、
展望のよいサン・ドメニコ教会付近のカフェへ。

市川さんと別れ、8時頃から再び先ほどのポイントで夕景撮影。

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帰りにインターネットポイントで、
外部ストレージに一部のCFカードのデータをバックアップ、1時間1ユーロ。

一度宿に戻り、9時過ぎから夜景撮影。
9時20分頃からの15分くらいが残照が残るベストタイム。

ヨーロッパで一番美しいとも言われるカンポ広場。
大勢の観光客で賑わっている。

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写真は、ドゥオーモ。ヴァイオリンの美しい音色が響いていた。

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10時半宿に戻り、11時過ぎに就寝。

イタリア取材記その21、サンマリノ共和国から再びフィレンツェへ。

4時過ぎに起きて、チェスタの塔の前の広場よりロッカ・グアイタを撮影、北北西向き。
朝夕ともに太陽を絡めて撮るのは位置的に難しい。

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反対側で撮影していた周さんと再会、ロッカ・グアイタよりチェスタの塔を撮影。

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午後早くフィレンツェに戻らなければならない周さんと別れ、宿に戻る。
8時過ぎに朝食。

9時半、チェスタの塔の前の広場よりロッカ・グアイタを撮影。

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チェスタの塔へ、3ユーロ。

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チェスタの塔よりロッカ・グアイタを撮影。
ここからの眺めが一番、朝夕は入れないのが残念。
雲が多く、晴れたり曇ったりの天気。

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11時40分のバスでりミニへ。
12時40分にリミニに到着。
自動券売機の調子が悪く、窓口でフィレンツェ行きの切符を購入。
すごい行列で時間がなくあせる。直通はなくボローニャ乗り換え。

1時20分の列車でボローニャへ、17ユーロ。
2時20分過ぎに予定より遅れてボローニャ到着。
乗り換えがぎりぎり間に合わず、目の前で行かれてしまった。

しかたなく行列の窓口に並んで、切符を次の便に換えてもらうが、
次の列車は1時間後。時間待ちに昼食。

3時半の列車でフィレンツェへ向かう、24ユーロ。

4時にフィレンツェ到着。
駅近くのオステルへ、6人部屋で25ユーロ。
受付の女性が超長電話でカードがなかなか使えず。
男性の受付があきれかえっていた。

待ち時間に、部屋に行き、コインランドリーで洗濯、
ウオッシュとドライがともに3ユーロ、ソープは無料。
無料のインターネットをして待つこと30分以上、
いったいどんな神経してんだか。

洗濯の待ち時間に街をぶらぶら。

7時にオステルで夕食、スパゲッティが2.5ユーロと安いが量も多く、
イタリアで今まで食べたスパゲッティでは一番まともだった。

7時50分に出て、バスでミケランジェロ広場へ。
8時半過ぎに到着。

薄雲が夕焼けで染まり、まぁまぁの夕景。
となりではカメラ据え置きで、タイマーで連続撮影。カメラマンの姿は見えず。
8時55分頃に日没。

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9時20分頃から15分ほどがライトアップと小焼けのバランスがよいベストタイミング。

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9時45分、かなり暗くなったので帰路に着く。
バスの時間がかなりあるので歩いて下る。

アルノ川の河川敷では巨大モニターでワールドカップ中継。
後半を観戦。スペインが勝ち、すごく盛り上がっていた。
やはり同じラテン系びいきなのだろうか?

11時頃に宿に戻り就寝。

イタリア取材記その20、ボローニャとサンマリノ共和国。

5時半起き、6時朝食、朝は曇り。
6時半の列車でボローニャに向かう、28.5ユーロ。

自販機がまた故障中。車内は超がらがら。
車内販売で飲み物250mlが3ユーロ、高い。
お菓子までかなり強引に売りつけようとする。

8時45分にボローニャ到着、手荷物預かり4ユーロ、バスが1ユーロ。
晴れているが、抜けの悪い空。

「地球の歩き方」の情報が古く、バスの番号が変わっていたみたいで、
全然違う方向に行ってしまう。
途中で降りて、迷いながらマッジョーレ広場へ、駅から歩いたほうが早かった。

写真は、ネプチューンの噴水と市庁舎(コムナーレ宮)

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ボローニャの斜塔からは市内が一望、3ユーロ。
吹き抜けの階段は老朽化しており、かなり怖い感じ。
高所恐怖症の人は無理。

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11時過ぎに、マッジョーレ広場へ。
サン・ペトロニオ聖堂を抜けて、11時20分旧ボローニャ大学へ、見学は自由。
ボローニャ大学は、ヨーロッパ最古の大学で、中庭には学生や学者の紋章が並んでいる。

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イタリアは、冷たい飲み物がめちゃくちゃ高いのだが、
大学内の飲み物の自販機は安い。市内の4分の1くらいでスーパーと同じ。

12時に駅に戻る、歩いてもすぐ。
12時50分の列車で、りミニに向かう、17ユーロ。

2時過ぎに、りミニに到着。
2時半のバス(片道4ユーロ)でサンマリノ共和国に向かう。

3時15分にサンマリノ共和国に到着。

サンマリノ共和国は、イタリアの中にある世界で5番目に小さい国家。
国土の中央にティターノ山がそびえ、周囲に旧市街が広がっている。

もう少しでバックパックをバスに忘れて行くところ、慌てて取りに戻る。

3時40分に中心部の宿へ、「地球の歩き方」割引で89ユーロ、大きなテラス付。
テラスからの眺めはよいが、目の前で工事中。

ロープウェイで旧市内に入ることも出来る。

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写真は、リベルタ広場。衛兵交代が行われる。

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4時に、ロッカ(要塞)へ、二ヶ所の共通券が4.5ユーロ。

写真は、ロッカ・グアイタより。

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ロッカ・グアイタよりチェスタの塔。

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5時に、チェスタの塔に移動。
チェスタの塔よりロッカ・グアイタ。

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もうひとつロッカ・モントーレがあるが、小さく絵になりにくい。

帰り道、香港生まれで日本在住の世界的写真家の周剣生さんに出会う。
世界80ヶ国、500ヶ所の世界遺産を撮影されているそうだ。
デジタルカメラは、ソニーα900。フィルムは、ホースマンのパノラマを使われていた。

宿を紹介したが、満室でスィートしか空きがなく残念。
後でまた会いましょうということで別れ、周さんは別の宿へ。

夕方は天気が悪くあきらめて、日が暮れてから、
チェスタの塔の前の広場に移動。塔内はすでに閉まっている。

チェスタの塔よりロッカ・グアイタ。
雲が多い。

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周さんに会わないので、おかしいなと街を探していたら、
タバッキで見たことのある三脚とカメラバックを発見、周さんと再会。

どうも撮影入れ違いだったみたい。
「夕方最後よかったのになぜこないの」と言われてしまった。
悪天でもサボったらだめだなぁと反省。

9時半頃から、二人で夕食。
スパゲッティとワイン1リットルを二人でシェアで9ユーロ。
さすがにワインは安い!

今回、周さんはイタリアでの個展のため来られていた。
イタリアの世界遺産は全て撮影されているそうだ。

世界中廻っている周さんに、
「アフリカとか危険なことないですか?」
と聞いてみたら、「全然大丈夫だよ」とのこと。
「この間ナポリで、20万円すられたけどね」

・・・あかんやん!!

全然英語はだめなのに、世界中廻っている周さんはただものではない。

11時半に宿に戻り就寝、、かなり酔っ払ってしまった。

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