風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

カテゴリ: 2010 イタリア取材記

イタリア取材記その19、ヴェネツィアから再びミラノへ。

8時半起き、すぐ朝食。晴れているが白っぽい空。
観光客はすごく多いがホテルも多いので、宿はがらがらだった。

ヴェネツィア楽しみにしていたのだが、工事中の場所が多いので、がっかり。
1泊で移動することにした。

9時過ぎに街へ。
物価が高いと言われるヴェネツィアだが、
飲食店が多く競争が激しいからか、
リアルト橋やサンマルコ広場周辺以外は意外と安い。

ヴェネツィアは冬のカーニバルで有名。
そこかしこで仮面が売られている。

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カナルグランデ(大運河)のリアルト橋付近。

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サンマルコ小広場より。右はドゥカーレ宮殿で奥に見えるのが鐘楼。
薄雲が多いが、しだいに青空も見えてくる。

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サンマルコ運河沿い。奥に見えるのがサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。
教会手前工事中でクレーンが目障り。

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対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会も一部工事中。

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ヴァポレット(水上バス)から、60分券が6.5ユーロ。
カナルグランデ(大運河)を1周。
駅近くの港では、豪華客船が3台に大型フェリーが2台停泊。

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2時頃再び、カナルグランデ(大運河)のリアルト橋付近へ。

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宿で荷物を受け取り、3時に駅へ。
3時20分の高速列車でミラノに戻ることにした、30.5ユーロ。
前回夕照がいまいちだったので、再挑戦。
走り出したら、また曇ってくる。

6時前にミラノ到着、また晴れてくる。
6時15分、前回の宿が満室なので1階上の宿へ、40ユーロ。
安宿は、同じビルに固まっているところが多い。

7時半前、ドゥオーモへ。広場で夕食にピザセット、6.4ユーロ。

夕日でドゥオーモが染まる、太陽の位置はビルの間でベスト。
8時半、ドゥオーモの3分の1くらいが陰る。

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8時50分、完全に陰ってしまったので宿に帰る。夜景は撮影せず。
10時半就寝。

イタリア取材記その18、ヴェローナとヴェネツィア。

6時起き、6時半の列車でヴェローナへ向かう、9ユーロ。
スタンプを押し忘れ、検札で5ユーロの罰金、厳しい。
途中、イタリア最大のガルダ湖の横を通る。

8時20分にヴェローナ到着。
荷物預け、4ユーロ。
市バスと見どころを網羅したヴェローナカードを購入、10ユーロ。

ヴェローナは、「ロメオとジュリエット」で有名な街。
夏の野外オペラでも賑わう。

バスに乗り、8時45分に中心部のブラ広場へ行き市内散策。

写真は、ピエトラ橋。

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テアトロ・ロマーノの横を上ったところにある展望ポイントより。
ここには赤色2階建ての市内観光用のバスも来るみたい。

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その後、テアトロ・ロマーノへ、カードがあるので無料。
テアトロ・ロマーノ内最上部からも市内が見えるが、上の展望台のほうがずっとよい。

11時半頃、シニョーリ広場のランベルティの塔へ、カードがあっても1ユーロ必要。
エレベータで上まで上れるのだが、ここで大阪からのおばちゃん3人組と出会う。
オペラを見に来ているそうだが、さすがに大阪のおばちゃんという感じ。
エレベータが着いた所から、さらに上へも上れるが、網があるので写真は撮れない。

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暑いので、飲み物やらカキ氷(2.5ユーロ)やらを次々。

その後、ジュリエッタの家へ、中庭はは自由に見学できる。
カードがあると室内も無料。
シェークスピアの名作「ロメオとジュリエット」の舞台とあって、観光客で賑わっている。

有名な中庭の大理石のバルコニー。みんな次々記念写真。

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ジュリエッタの銅像、右胸をさわると幸せな結婚ができるとか。

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壁には愛のメッセージがいっぱい。

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アレーナ(円形闘技場)では、6月下旬から8月にかけて野外オペラ祭が開かれる。

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1時前に駅に戻り、ヴェネツィアへ向かう、6.15ユーロ。

3時前にヴェネツィア到着、駅前通りの宿へ、45ユーロ。
3時20分から市内散策。観光客で溢れている。
3時45分、リアルト橋に到着。

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サンマルコ広場の鐘楼。
塔の下側とサンマルコ広場の一部が工事中。
イベントで舞台も出来ていた。

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サンマルコ寺院、一部が工事中。

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5時過ぎに鐘楼の上に上る、エレベータあり、8ユーロ。
ここからの眺めは絶景。しかしほとんどの名所が工事中なのが残念。
構図にかなり制約が出来、アップは絵にならない。

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6時に広場に下りる。溜息の橋は完全に工事中で撮影せず。
大きな豪華客船が2台次々入ってくる。

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7時半、リアルト橋近くのセルフサービスレストランで夕食。

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天気が崩れてくる、駅前でピザをテイクアウト、2.5ユーロ。

小雨の振る中、8時半前に宿に戻る。
雷が鳴り出して本降り。

少しのどが痛むので風邪薬を飲む。昨日扇風機のあたり過ぎか。
ワールドカップを見た後、就寝。

イタリア取材記その17、ミラノ。

6時起き、6時40分の列車ICでミラノへ向かう、22ユーロ。
10時にミラノ中央駅に到着。

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駅の北側の宿へ、35ユーロ。
受付は中国人の美人のお姉さん。

10時半に宿を出て、地下鉄でスフォルツァ城へ。
公共交通機関の1日券は3ユーロ。
天気は晴れているが、やや抜けの悪い空。

11時にスフォルツァ城到着、東南向きなので午前中の光線がおすすめ。
つばめが多く撮影しにくい。近くに盆栽専門店があった。

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11時40分にサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ移動。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」で有名。
前の広場が工事中で撮影せず。

地下鉄の自販機が故障でお金も戻らず。やたら故障している。

12時過ぎに、街のシンボルのドゥオーモ前の広場へ。
階段などが柵で覆われていた。

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すぐ横のヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。
17mmの広角でもかなりきつい。

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オペラで有名なスカラ座も近い。
1時にガッレリアの3階のセルフサービスレストランで昼食。
サービス料や座席料がない分、同じような内容でもレストランよりかなり安い。

帰りにトラムを乗り間違え、全然違う方向に。
持ってる地図の外でかなり迷った。やはり地下鉄が簡単。

2時半に宿に戻り、
宿のインターネット用のパソコンでコンパクトフラッシュのデータを移す。

その後、近くのコインランドリーへ。
ウオッシュとドライがともに3ユーロ、ソープが0.5ユーロ。

お金をトークン(専用コイン)に換えるのだが、
ウオッシュ後に故障、お金も戻らず、連絡用の電話もつながらず。
しかたなく濡れたまま持って帰り、宿で室内干し。

6時半、三脚を持って再びドゥオーモ前の広場へ。
夕食はピザセット、6.4ユーロ。
天気は雲が広がりいまひとつ。

8時半から周囲の柵が片付けられ始める。なんの為だったのか不明。
9時半頃からドゥオーモの夜景撮影。
すぐ横にある巨大モニターの灯りがドゥオーモを照らして色が変わる。

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10時にスフォルツァ城に移動。

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10時半過ぎ、ナヴィリオ運河に移動。
ドゥオーモ広場以上に、賑わっている。
石の橋辺りが撮影ポイント。

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11時過ぎに地下鉄駅、ナヴィリオ運河から10分くらい。
11時45分に宿に戻り、12時過ぎ就寝。

イタリア取材記その16、ジェノヴァとチンクエテッレ3日目。

朝7時起き、天気は晴れているが薄雲。
7時50分の列車でジェノヴァに向かう、片道9ユーロ。

ジェノヴァは、海洋貿易で栄えた街。

9時15分にジェノヴァのプリンチベ駅到着。
幹線上の駅は、市の西側と東側に2つあり、プリンチベ駅は西側になる。
歩いて市街を撮影して廻る。

10時頃にエレベーターでモンタルドの展望台へ、90分有効で1.2ユーロ。
ここからの展望は素晴らしい。

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このあたりは、邸宅の屋上にも出口があり道に続いている。

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11時にヴェッキオ港へ移動。
ジェノヴァ水族館付近で昼食。

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サン・ロレンツォ教会の入り口のライオン。

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世界遺産にもなっているレ・ストラーデ・ヌオーヴェとロッリの邸宅群。
レ・ストラーデ・ヌオーヴェは周辺の通りの総称で、
貴族の豪華な邸宅群が並んでいる。

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12時に駅に戻る、駅のトイレは無料。

2時半頃にチンクエテッレのヴェルナッツァに戻る、列車は30分遅れ。
街を見下ろすもうひとつの展望ポイントへ向かう。
インターネットポイント横を左手に曲がり、
道なりに「愛の小道」を進むと展望ポイント、歩いて5分。

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3時40分過ぎ、チンクエテッレカードを購入しマナローラに移動。
「愛の小道」の有名なモニュメントを撮影。
前回は、光線状態が悪かったので再訪。
リオ・マッジョーレよりマナローラからのほうが近い。
周辺は愛を誓う鍵で埋め尽くされている。

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マナローラの街を広場から見下ろして。
日曜日には個人の方がブドウ畑に作り出した豪華なライトアップを見ることができるのだが、
日程が合わず残念。

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6時20分、一度ラ・スペツィアの宿に戻り、夕食。
三脚を持って再びヴェルナッツァへ向かう。

7時50分に展望ポイントに到着。
先客にアメリカ人のスタジオカメラマンが1名。
後から観光客も数名。

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8時半過ぎに夕照が消える。
北北西向きなので、夏の夕方がよい、全景は広角で35mmくらい。
その後、夜景撮影、9時20分頃が残照が残るベストタイム。

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上から見下ろすほうの展望ポイントにも行ってみたが、
ライトアップがないので暗くなった後は絵にならない。
薄暮くらいでないとだめ。

10時にマナローラの展望ポイントに移動。
こちらも同様ライトアップがないので暗くなった後は絵にならない。

11時に宿に戻り、就寝。

イタリア取材記その15、チンクエテッレ2日目。

西はフランス国境から東はトスカーナ地方まで、
地中海に弧を描くように広がるリヴィエラ海岸。
その西側にあるチンクエテッレは、5つの漁村の総称で、
さらに西側のポルト・ヴェネーレとともに世界遺産に指定されている。

朝7時起き、7時半出発、天気は快晴。
歩いてポルト・ヴェネーレ行きのバス停へ。

8時過ぎバスに乗る、1.5ユーロ。
途中、車窓から見るヨットハーバーはとても綺麗。

8時半過ぎにポルト・ヴェネーレに到着。イタリア語で「女神の港」の意味。
リグーリア海で最もロマンティックな場所として知られ、バイロンが愛した地でもある。

早い時間は配送のトラックが邪魔になるので、時間つぶし。
朝食後、高台の城まで散歩。緩やかな道が続きすぐに到着、眺めもよい。
しかし、メインはやはりカラフルな港の風景。
全体に東向きで、朝の光線がお勧め、配送が終わるのは10時くらい。

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バス乗り場の地下にスーパーあり。
帰りのバスのチケットは自販機で買うが、1.45ユーロ、なぜ安い?
港付近は一方通行なので、帰りのバスのルートは少し変わる。

11時半にラ・スペツィアに戻り、駅へ。
インフォメーションで、
チンクエテッレの鉄道・バス乗り放題、「愛の小道」が入場無料になる、
チンクエテッレカードを購入、8.5ユーロ。
昼食後、12時発の列車でリオ・マッジョーレへ向かう。
10分ほどでリオ・マッジョーレ駅に到着、「愛の小道」の入り口は駅を出てすぐ。
反対側のトンネルを抜けて港へ、歩いて10分ほど。
午後の光線がおすすめ、17mm以上の広角レンズが必要。

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駅に戻り、1時半から「愛の小道 Via dell'Amore 」へ。
海岸沿いを歩く道で、観光客がいっぱい。

ここからマナローラまでは、サンダルでも大丈夫な舗装路。
日差しはきついが、半分トンネルの部分もあり、苦にならない。
半分トンネルになっているところに有名なモニュメントがある。
入り口付近には水場があり、マナローラ駅の手前にはカフェもある。
トイレは各駅に無料のものがある。

20分ほどで、マナローラ駅に到着。
さらにトンネルを抜けると街に出る。
港からさらに「愛の小道 Via dell'Amore 」が続いているが、
しばらくは自由に歩ける道、ゲートはかなり先にある。
ここ辺からは野道が続いている。
天気がよく暑くてへとへと。

2時40分に、コルニーリア駅に到着。
3時過ぎ、ミニバスに乗り、高台にあるコルニーリアの街に向かう。
バスは30分~40分に1本くらい、
片道1.5ユーロ、往復2.5ユーロ、チンクエテッレカードがあれば無料。
クーラーがないので暑い。

5分くらいで街に到着。
午後遅くの光線がいいと思う、少し早すぎた。

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帰り、「ハローキティ」のピンクのバックを持ってる、
ごっつい黒人男性発見、似合わねぇ~。
また、首に「愛人」の刺青の女性も、中国語では恋人の意味もあるが、
はたして意味をわかっていれているのだろうか。

「愛の小道 Via dell'Amore 」はまだまだ続くが、
コルニーリアは山道なので、あとは列車で移動することにした。

4時に駅に戻り、今度は2駅向こうのモンテロッソ・アル・マーレへ。
それぞれの街は、鉄道で5~10分程度。

4時半にモンテロッソ・アル・マーレに到着、
目の前が広いビーチで、チンクエテッレで一番賑わっている所。

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街へはトンネルを抜けていくが、街の景観はいまひとつ。
ここにもビーチがある。漁船がおもしろい。

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6時過ぎに、最後の街ヴェルナッツァ到着。
ここが、駅から街まで一番近い。
展望ポイントを探して歩いたが、勘違いで違う方向に行ってしまう、骨折り損。

6時40分に街に戻り、再び展望ポイントを探してついに発見。
インターネットポイント横を曲がり、
道なりに教会横を抜けて「愛の小道」を進むと展望ポイント、歩いて6分。
この街くらいまでくると「愛の小道」を歩く観光客もほとんどいない、
案内もなくわかりにくいのが残念。

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7時40分、再びマナローラに移動。途中検札があった。
歩いて10分ほどで「愛の小道」に少し入った所にある展望ポイント。

太陽が薄雲にかくれ、夕照はいまひとつ。
8時頃少しだけ夕日が射してくれた。

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夕照がはずれたので移動、ヴェルナッツァに戻る。
8時40分頃、展望ポイントに到着。
こちらも太陽がすでに夕照はなし、遅すぎた。
つばめが飛び交い撮りにくい。
三脚がないので、夜景は撮影せず。

駅に戻るが、列車は20分遅れで本数も少なくかなり待つ。
11時過ぎにラ・スペツィアの宿に戻る。
11時半就寝。

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