風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

カテゴリ: 2022 冬取材記1

三重県松阪市の宮の滝渓谷の風折の滝の氷瀑 2月25日分。

天気は快晴。

朝7時55分に、斑鳩の自宅を出発。
途中コンビニに立ち寄り、9時10分ごろに大宇陀の道の駅の前を通過。
9時35分ごろに高見トンネルを通過して三重県に入る。
トンネル付近の路肩にはわずかに残雪あり。

9時55分ごろに県道569号線へ。橋を越えたところにスーパーあり。
奥香肌峡の宮の滝渓谷に向かう。室生赤目国定公園の一部。

蓮ダムの所でトイレ休憩。自販機もある。

しばらく行くと道は狭くなる、落石も多い。
10時15分に宮の滝渓谷の駐車場に到着。
先客の車が3台。8台くらい駐車可。

携帯は通じない。またトイレや自販機などはない。
2キロほど手前に非常電話あり。
800m手前にも8台くらいとめれる駐車場がある。

安全のためヘルメット装着。ストックはなし。
カメラ1台にレンズ3本。三脚はなし。

登山届を出して、10時20分ごろから歩き始める。
所々、登山道崩落で沢沿いを歩くようになっている。

最初は雪はなかったが、途中から川沿いの雪が多くなる。
登山道の雪は少ないが滑りそうなところもあるので、チェーンスパイク装着。

休憩なし45分で高滝との分岐のある水越谷出合に到着。

ここから風折の滝へは、未整備の沢歩きの道。
何度も大きな岩を越えたり、滑りやすい巻き道を歩く。
ロープは張ってあるが、足場があまりなく、かなりきつい。
梯子が欲しいところが10か所くらいあった。

途中帰路の男性2名とすれ違う。
夫婦で来られていた女性の方は、途中で諦めてUターン。

岩が重なった穴をくぐるところで、肩がつかえてくぐれず、
諦めて帰ろうかなと思ったが、隣に少し広い穴があったので、無事にくぐれた。
そこは足元も滑りやすい岩で、ロープを腕力で登らないといけないので、結構きつい。
バッグを背負ったままでは到底無理なので、先に上げておく。

他にも小さな滝横の凍った岩を登らないといけないところも、腕力勝負。
氷はつるつるで、チェーンスパイクでは引っかからない。
ここは12本爪のアイゼンが必要。
木の枝が立てかけてあるので、何とかぎりぎり。

途中から、ご夫婦の男性の方と一緒に歩く。
現在73歳ということだが、登山やってる方はすごく達者。
63歳から始めただけということだが、
10年やってるとここまで元気になれるものかと驚き。
普通の73歳の人はまず来れんわ。

12時ごろに風折の滝の氷瀑に到着。
落差70m。
氷瀑の幅は40mあるらしい。
シェークスピア滝の氷瀑とどちらが大きいんだろう。

ここまで休憩なしで1時間55分。

天使の翼といわれるだけあって、大迫力。
これが見たかったんだな。
今年は新聞でも何回か取り上げられたが、
まだ溶けずに見られるか確信がなかったので、
来るのをためらっていたのだが、
ヤマップで23日に来られた方が多く、
まだまだ氷瀑きれいだったので、来た次第。
https://yamap.com/activities/1595765


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少しすると途中から一緒に来た男性の方は奥さんが待ってるからと先に帰られた。
自分は30分ほど撮影して、12時半ごろから歩き出す。

1時ごろに岩をくぐるところ通過。
チェーンスパイク履いてるとかえって滑るので、ここでは外して降りた。
どこもそうだが、上りより下りの方が楽。

でも滑ったら、超危険なので慎重に降りる。
毎年1人くらい亡くなる方もいるらしい。
1人で来ていてなんなんだけど、単独登山は危険です。
経験豊富でないと絶対お勧めしません。

1時半に分岐のある水越谷出合。ちょうど1時間。
高滝はあまり凍ってないようなのでパス。
高滝は昔新緑の時に行ったことがあるが、道は整備されています。

2時18分ごろに駐車場に戻る。
復路は休憩なしで1時間48分。
途中2回ほど、こけかけた。
膝をぶつけたし、腕も足もすでに筋肉痛。

2時23分に出て、3時3分に高見トンネル通過。
3時27分に宇陀の道の駅の前を通過。
4時35分に帰宅。

今日の走行距離は166キロほど。


京都府京都市の嵐山・嵯峨野の雪景色 2月21日分。

再び寒波到来。
今年の京都市の積雪量は例年の倍以上とか。
奈良盆地は未だに一度もまともに積もってないけど。

朝4時48分に斑鳩の自宅を出発。
5時15分に京奈和道の木津ICから高速へ。
5時45分に上鳥羽ICから出て京都市内へ。
ここまで雪の痕跡はなし。

高速を降りると、路肩の木々に薄っすら程度に積もっていた。
道路の雪はなし。

北上して9号線辺りから、雪がちらつく。
6時に二条城の北から左折して嵐山・嵯峨野方面へ向かう。

6時14分に嵯峨野のコンビニで小休止。
途中から道路上の雪が増える。
6時23分に、桂川北側の駐車場へ、1日600円。

ちなみに桂川(大堰川)の北側は嵯峨野(嵯峨)なのだが、
南側の嵐山の名前が北側にも浸透してるので、
嵐山という名称使ってます。近くの駅名も嵐山だしね。

渡月橋周辺の雪は3センチくらいかな。
朝4時半ごろに見た7時ごろの積雪予報では7センチくらいだったんだけど。
関西ではすぐに溶けるから、正確な予報は難しいと思う。
渡月橋の下流の一部が工事中。

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嵐山公園(亀山公園)には梅が咲いていた。

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嵐山公園を抜けて、歩いて北上。

嵯峨野の竹林の積雪は少なく、節にはほんの少しだけ、
歩道にも雪はなく、カメラマンもいない。

小倉池。

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御法堂弁財天。紅葉の穴場だが雪景色もきれい。

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嵯峨鳥居本の街並み。一時すごく吹雪いてきた。

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8時ごろに奥嵯峨の愛宕念仏寺へ。
朝8時から開いているのが嬉しい。入山300円。
写真撮り始めようとしたら、後から来た女性がすぐ目の前で長々と撮影を始める。
撮影終わるまで待ってたけど、全然周り見えてない。

たまに薄日が差してくる。

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嵯峨鳥居本の茶屋の雪景色もいいなと思ってたのだが、
鳥居の下には軽トラが止まってるし、樹々の下にある茅葺屋根の雪は少なめ。
想像していたイメージとは違い、今一つの感じで撮影せず。

9時ごろに、あだしの念仏寺へ移動。
朝9時から、入山500円。

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奥の竹林の雪は少なめ。

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最後に、祇王寺へ。入山300円。
どんどん木々の雪が落ちてくる。

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二尊院や常寂光寺も撮りたかったが、
薄日もさして9時半ごろにはもう木々の雪もかなり落ちていて厳しい感じ。
祇王寺は日陰が多いので、結構残っていたが、
日当たりの良い場所は9時開門だとかなり厳しいと思う。

10時20分ごろに駐車場に戻り帰路に着く。
途中、昼食をとり、1時半ごろに帰宅。

今日の走行距離は135キロ。


奈良県下北山村の不動七重の滝の雪景色 2月18日分。

再び寒波到来。
最初京都方面行くつもりだったが、
積雪予報直前になると、どんどん少なくなってきたので、変更。
先日外した不動七重の滝へ再チャレンジ。
1日前で11センチ、朝4時で7センチ予報。
先日は3センチ予報だったので、今日はいけそうな感じ。

朝4時20分に斑鳩の自宅を出発。
5時20分に吉野のコンビニで小休止。雪がパラパラ。
この辺りから、路肩に雪が見えてくる。
次第に雪道に変わる。
6時12分、大台ケ原分岐通過。
今日は降雪はなし。車は全然停まってなかった。
白滝の集落を過ぎると、道路の雪はすっかりなくなる。

6時50分、不動七重の滝の分岐。
国道沿いは雪もないし、樹々の着雪もほぼなし。
またしても外したかなと思いつつも、滝に向かう。
車が走った痕跡はなし。
林道はところどころアスファルトも見えるが、
上に行くに従い先日よりもやや雪が多く、2~5センチの雪。

7時12分に展望所。
途中は樹々に全く雪がない場所もあったが、滝の周囲は結構雪が多い。
なかなかの絶景。再チャレンジ成功。

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ここからは北向きに滝を見る感じ。
7時50分ごろには上部に日が差してくる。
太陽が当たると白飛びするし、コントラストに差が出すぎるので、
ほどなく撮影終了。

8時15分に出て、10時に吉野山に寄り道。
昨日は通常の倍の6センチ積もったらしい。
蔵王堂周辺の工事がなかったら、行ったんだけど。
今年の春もパスかな。

今日はもうだめなのはわかってたけど、帰り道なので、
参考までに、朝積もった雪が、どの程度樹々に残っているか観察。

帰り、食事して1時過ぎに帰宅。
今日の走行距離は217キロ。

三重県名張市の赤目四十八滝の雪景色 2月14日分。

再び寒波到来。前日のウェザーニュースの予報で赤目四十八滝の奥の方では、
8~10㎝の積雪があるとのことだったので、再訪。

https://www.akame48taki.com/
https://www.akame48taki.com/guidemap/

朝5時20分に斑鳩の自宅を出発。下道を走る。
長谷寺付近には雪の気配はなかったが、国道165号線の榛原辺りから雪景色。
道路上には雪はないが、周辺かなり積もってる感じ。

6時30分に県道567号線に入り、分岐で県道784号線へ。
この辺りから樹々の下はアスファルトが見えているが、
それ以外は大体5センチ以上の積雪。

日の出時間は6時40分ごろで、太陽は出ていないが、もう明るくなってきた。

6時50分に出合の駐車場。数台駐車可。トイレ・自販機はない。
かなり轍があったので、他にもカメラマンが来ているのかと思ったが、先客はなし。

6時56分に歩き出す。
足元はチェーンスパイク。ストックも使う。
カメラ1台、レンズ2本に三脚。

遊歩道は大体5センチくらいの積雪。
樹々の下は雪のないところも多いが、雪の多いところは10センチくらいある。

7時半に琵琶滝に到着。なかなかいい感じ。
赤目四十八滝の雪景色は、デジタルになってからは初めて。

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30分ほど撮影して、荷担滝(にないたき)へ。5分ほど。

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荷担滝からUターン。途中撮影しながら戻る。

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9時40分ごろに駐車場に戻る。結局、誰も来なかった。

県道784号線を戻り、途中の道沿いにある池で少し撮影。

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10時10分ごろに、赤目四十八滝のサンショウウオセンターのある方へ。
駐車場500円セルフ。赤目四十八滝入山500円。
こちらの方は、9時からのオープンで、朝早くは入れない。

赤目四十八滝入り口付近にトイレはない。
トイレはかなり手前のバス停付近と、渓谷内の千手滝の手前にある。

冬場はほとんどの土産物屋も閉まっていて、自販機のみ。
コンビニは国道165号線沿いにあるのみ。

出合からずっと歩くと時間がかかるので、
こちらの方に回ったのだが、やはり標高が低い分、雪が少ない。
赤目五爆の残り3つの雪景色を撮りたかったのだが、
不動滝も千手滝も、ほとんど雪なし。
川沿いの岩には雪が積もっているのだが、樹々の雪がないと寂しい感じ。

布曳滝はわずかに岩に雪の気配があったので、少しだけ撮影。

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県道沿い走った時、下の方は朝早い時点で木々の雪はなかったので、
9時過ぎに入っても下の方の木々の雪はなかったと思う。

雪もかなり融けてきたので、布曳滝からUターン。

11時過ぎに駐車場に戻り、帰路に着いた。

今日の走行距離は113キロほど。






奈良県下北山村の不動七重の滝 2月6日分。

翌日曜日、朝5時10分に出発。
コンビニに少し立ち寄ってから、5時45分ごろに丸山千枚田へ。
まぁほぼ期待してなかったが、今日は全く雪はない。

素通りして、6時半ごろに奈良県下北山村の石や塔の入り口へ。
1月に行かれた方がいたので、通行止め解除されているのかと思ってたのだが、
現在通行止め、関係者以外立ち入り禁止ということで、諦める。

6時48分、不動七重の滝の分岐。
道は薄っすら雪がかかる感じ。上に木のある所はアスファルトが見えている。
7時10分ごろに展望所。
不動七重の滝周辺の雪は少なめ。あまり雪が多すぎるのも、滝の雰囲気が出ないらしいが、
もう少し雪が欲しいところ。
結構吹雪くのだが、乾いた細かい雪で、樹々に着雪しない。
そのうち薄っすら太陽も出てきた。

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ストロボ使った雪玉で雪が少ないのをごまかす。

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11時半ごろに帰路に着く。

途中橿原のイオンで1時間ほど買い物。
3時20分ごろに帰宅。

二日間の走行距離は380キロほど。



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