風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

カテゴリ: 2007 夏取材記

京都府京都市の五山送り火と広沢池灯篭流し 8月16日分。


3時半頃に京都市内に到着、
京見峠周辺でいいポイントがないか探すが、やはりだめ。
峠付近は、樹木が伸びて展望が利かないし、
付近の山は立ち入り禁止の所ばかり。
京見峠、樹木がなければ最高の展望地なのだが残念でならない。
行政で整備してくれればいいのだが。

6時前に広沢池に到着、
近くには駐車場がなく、池の西側に停めることも出来るが駐車禁止、
当日は警察の取り締まりもあるので、かなり離れた所に停めて歩いてきた。
この時点で三脚は30本ほど、池の東側は広いのでまだまだ余裕あり。
この後30分ほどで三脚は20本近く増えた。

広沢池の東側は、五山送り火の鳥居形と広沢池灯篭流しを同時に見れる所。
ずいぶん以前に撮影したことがあるが、
いまひとつ満足していないので再挑戦。

7時から灯篭流しが始まる。
しばらくは明るすぎるので暗くなるまで待って撮影開始。
すぐ近くでは、NHKも生中継していた。
観光客もかなりの人出、三脚は65本ほどに増えた。

灯篭流しは、アップで撮るのは問題ないのだが、
五山送り火と合わせて撮るとなると、非常に難しい。
灯篭は全部で2千弱あるのだが、池の大きさから言えば少ない。
ころころ変わる風向きにより行ったり来たり、
ある程度ばらついてくれればいいのだが、そう都合よくはいかないので、
多重露光で画面全体に配置するか、後処理で合成するしかない。

8時20分頃、鳥居形全体に火が入る。

今回は、フィルムとデジタルの2台で撮影。
同時に撮影してデジタルで確認、
フイルムは、山の稜線、灯篭3回、鳥居形の5回露光の一発撮り。
デジタルの方はパーツごとに撮影して、画像加工ソフトで合成処理した。

8時40分頃、鳥居形の字がだんだん欠けてくる。

周辺道路は、違法駐車で大混雑。
灯篭のアップを撮影した後、車に戻る。
9時20分帰路に着く、少し込んだが2時間ほどで奈良の自宅に到着。

灯篭を短めに露光したものを3枚と山の稜線を合成。

イメージ 1


灯篭を長めに露光したものを3枚と山の稜線を合成。
鳥居形はそのうちの1枚に同時に露光してある、はたしてどちらが好みだろうか。

イメージ 2

帰り道に撮影した灯篭のアップ。

イメージ 3

奈良県奈良市の奈良大文字送り火 8月15日分。


まず1時過ぎに平城宮跡に行ったのだが、
雑草が伸びて撮りにくいので、ここはあきらめる。
朱雀門を入れた構図は以前にも撮影しているし、
あまり変化がつけられそうにない。
この時点で三脚も5本あったのみ、
今年はカメラマンは少なかったのではないだろうか。

次に今年から大文字観賞が解禁になった県庁の屋上に行ってみた。
夜6時から200名限定、三脚OKとのことだったが、
場所が指定されるのと、大文字だけになってしまうのでここもやめた。

やはり定番の浮見堂しかないかなと、2時半頃に行ってみた。
すでに40本ちかくの三脚が並んでいたが、
背の高い三脚なら後ろから充分撮れそうな感じ。
ここは随分以前に撮影したこともあるが、完璧には撮れていないし、
デジカメでも撮りたかったので、ここに決定。

近くの高畑駐車場(1日1千円)に車を停め、
三脚と脚立を持って浮見堂に戻り、
やや右よりの2列目に三脚を立てる。

前の方は朝9時に来たということだったが、
中央付近には、すでに10本くらい三脚が並んでいたらしい。

聞くところによると、
今年は燈花会が14日までだったので、観光客が少ないらしく、
去年は昼にはすでに駐車場は満車になっていたとのことだった。

時間がたっぷりあったので、もちいどの商店街と奈良町を散策。
5時前に浮身堂に戻ると、みんな撮影準備を始めるところ。

6時頃には、背景の空の雲がなくなり浮身堂が夕日に染まる。
空の状態は最高だが、池の藻が多かったのが残念。
藻が多いと水面の写りこみが綺麗に出ない。
この時点で三脚は70本くらいに増えた。
すでにかなりの定員オーバー状態。

7時15分頃、空が蒼くなり山の境がわずかに見える頃に前露光をかける。
後ろは観光客ですでにいっぱい、数百人以上いた。

8時に大文字点火、すぐに大の字が形を現すが、
木に隠れて文字の一部が見えない、カメラマンたちの失望の声があがる。
しかし長時間露光で写しているので、
デジカメで確認すると、うっすらと確認できた。

イメージ 1

8時15分撮影終了、駐車場に戻る頃には火の勢いも落ちてきた様子。
9時頃帰宅、今日は長い1日だった。

滋賀県日野町の手筒花火と和太鼓の競演 8月13日分。


最近好天の猛暑日が続いていたが、今日は雲の多い空模様。
好天なら朝から撮影しようと思っていたのだが、
雲が多いので、夕方から出かけることにした。

夕方3時半頃出発、西名阪を通り名阪国道の上柘植から北上し、
日野町にある滋賀農業公園のブルーメの丘に5時半頃到着。
駐車場は無料、入場は5時から半額で400円。
すでにかなりの人出があり賑わっていた。

手筒花火が行われる薔薇園の周囲には、
カメラマンもすでに10名以上いて場所取りをしていたが、
周囲はかなり広いのでまだまだ余裕があり、
正面の木を避けてやや左側に三脚を据える。

すぐ横の花畑には、10万本のひまわりが咲いていたが、
やや小ぶりで、空には雲が多いので記録撮影のみ。

日が暮れ始めると時々雨がぱらぱらと降ってきた。
8時から手筒花火と和太鼓の競演が始まる。

やぐらの下で小さな手筒花火があった後、
やぐらの上で1・2本づつの手筒花火が交互に行われ、
途中1度だけ3本の手筒花火の競演があった。

手筒花火はピークが短く煙も多く、
また点火途中から明るくなりすぎるので露出も難しく、
デジカメでもなかなかうまくは撮れない。
特に2本を並べて撮る場合、
点火のタイミングが少しずれただけでうまくはいかないのが難点。

イメージ 1

イメージ 2

8時半終了、本格的に雨が降ってくる。
帰りは日野方向に向かう車で大渋滞した為、
一度反対方向に出て迂回した。

名阪国道を通り10時40分帰宅。

滋賀県甲賀市の忍者の里夏祭りの甲賀手筒花火 8月5日分2-2。

最後に甲賀市の忍者の里夏祭りの甲賀手筒花火を撮りに行く。
7時に着いた時は堤防の駐車場は満車、
しかたなくかなり離れたところに停める。

いろんなイベントもやっていたが、メインはやはり花火。
8時45分頃から9時20分ごろまで、
仕掛け花火や打ち上げ花火をはさみ豪快な手筒花火が行われた。

甲賀手筒花火。

イメージ 7

9時半に車に戻り、名阪国道を通り11時前帰宅、疲れた。

滋賀県米原市の伊吹山の花畑・醒ヶ井養鱒場の梅花藻、東近江市の道の駅マ-ガレットステーションのひまわり 8月5日分2-1。


朝はどんより、朝日の撮影はあきらめ、
6時に長浜市のインターネットカフェを出て、
長浜の古い町並みをロケハンを兼ねて撮影。

しばらくすると天気が回復してきたので、
北上し小谷城址近くの西池の蓮を撮りに行く。
8時半到着、駐車場は無料、大阪からのグループの方が撮影に来ていた。
ここは、蓮にはあまり近づけないので望遠レンズが必要。
少しだけ撮影して、岐阜県との境にある伊吹山に向かう。

9時半頃、伊吹山に料金所到着、通行料金は3000円、高い!
約30分で滋賀県米原市の山頂近くの駐車場に着く。
花の最盛期とあって、駐車場はほぼ満車状態。
ぎりぎりなんとか端の方に停められた。

山頂までは、3つのルートがあり、西遊歩道は緩やかで約40分。
中央遊歩道は階段で約20分、東遊歩道は下り専用で約40分かかる。

中央遊歩道を歩き始めて10分程でもう花畑が見えてくる。
そこから頂上までは、そこらじゅうに花畑がある。
時々霧がかすんだり、日が射したりする空模様で最適。

山頂は観光客でいっぱいだが、花畑は人が邪魔にならないので撮影しやすい。
山小屋での昼食後、青空も見えてきた。


伊吹山の花畑。

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帰りは東遊歩道を通り下ったのだが、
こちらは花畑は少なく、道もやや悪く最後の方は渋滞した。
1時半頃駐車場を出る頃には、上りの道路は大渋滞でびっくり。

しばし仮眠後、米原市の地蔵川の梅花藻を撮りに行く。
無料の臨時駐車場に停め、街中の川沿いを歩く。
清流の美しさは格別だったが、台風の影響か梅花藻は少なかった。

次にすぐ近くの醒ヶ井養鱒場に向かう。
駐車場400円、入場350円。
ここは魚を飼育している所だが、四季おりおりにの花が咲く。
ここにも梅花藻があるが、いまひとつの感じだった。

醒ヶ井養鱒場の梅花藻。

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続いて、東近江市の道の駅マ-ガレットステーションのひまわりを撮影。
あまり手入れされていない感じだった。

マ-ガレットステーションのひまわり。

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