風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

タグ:インド門

インド取材記、デリー2日目・朝もやのジャマーマスジット・ジャンタルマンタル・ラクシュミーナーラーヤン寺院・ロータステンプル・プラーナーキラー・夕日に染まるインド門 2月18日分。


朝7時起床、日の出を見に屋上に出てみる。
インドのホテルはたいてい自由に屋上に出ることができ、
レストランが併設されているところもある。
朝はもやっていていまいちの感じ。

8時に出発、いきなり怖い形相のあきらかに狂犬病という犬がいてびっくり。
世界で年間5万人が狂犬病で死んでいるが、そのうち3万人がインド人。
犬に限らず動物に噛まれると命に関わる、最低5回くらいは注射してもらわなけらばならず。
手当てが遅れたり、お金がなくて2回くらいしか注射できず、発病して亡くなる人が多い。
発病後は致死率100パーセントという怖い病気。
幸いにも今までに日本人で噛まれて死んだ人はいないが、かなりびびる。

遠巻きにやりすごし、リクシャー(三輪自転車)でジャマーマスジットに向かう、150ルピー。
無料だが、カメラ持ち込みは200ルピー、靴預かり所のチップは必要。
昨日も来たが逆光だったので再訪、もやっているがこれもまた雰囲気があっていい。
しかし素材集向けには、厳しいかもしれない。

朝もやのジャマーマスジット。

イメージ 1

その後チャンドニーチョウクと呼ばれる路地を見ながら、
ビジネスの中心街のコンノートプレイスへ向かう。
路地の肉屋では、やぎを目の前で次々解体していくのがとてもショッキング。
現地ではやぎの脳みそも食用にされていて、どっと山積みされているのにはびっくり。
おもしろいと思う人もいるだろうし、絶対にだめな人も多いだろう。

コンノートプレイスでは、依頼されていたビジネスマンの通勤風景を撮影。
私服の人が多く、廻りのビルも思っていた以上に古い感じで絵にしにくい。

昼飯の後、近くのハヌマーン寺院とジャンタルマンタル(入場2ドル)で撮影。
ジャンタルマンタルは昔の天文台で、ジャイプルにあるものが有名だが、デリーのもなかなかよかった。

ジャンタルマンタル。

イメージ 2

その後、オートリクシャーでラクシュミーナーラーヤン寺院に向かう、150ルピー。
寺院内はカメラ持ち込み不可だったので、外観のみを撮影、
予想通り南東向きなので光線状態はよかった。

ラクシュミーナーラーヤン寺院。

イメージ 3

その後、歩いて官庁街へ移動、ビジネスマンなどのスナップ撮影。
土地が広く建物の敷地内には入れないため、なかなか思うようなカットは撮れない。
お腹が減ったので、アイスを食べる、15ルピー(40円程)

疲れたので、オートリクシャーで、
バハーイ・ハウス・オブ・ワーシップ(通称ロータステンプル)に向かう、100ルピー。
昨日クトゥブミナールの帰りに行くつもりだったのにすっかり忘れていた。
クトゥブミナールもそうだが、月曜日は休みなので、外観のに撮影。
正面は東向きなので、午前中の光線がいいと思うが、外観はどのから撮ってもほぼ同じ形。

バハーイ・ハウス・オブ・ワーシップ(通称ロータステンプル)

イメージ 4

その後、アクシャルダムテンプルへ向かう。
新しく旅行社の観光ツアーなどには組み込まれているが、まだ旅行ガイドブックには載っていない。
市内東側ヤムナー川を越えたところにあるが、あいにくここも月曜日は休み。
しまったここも昨日来るんだったと後悔、外観のに撮影するがもろに逆光。
ここは正面は東向きなので、午前中の光線がいいと思う。
次回インドに来る際にはぜひ訪れたいところ。

3時にプラーナーキラーに移動する、オートリクシャーで、
ロータステンプルからアクシャルダムテンプルをぐるっと廻ってここまで250ルピー。
ラールキラーより古く、「プラーナーキラー」は古い城と言う意味。
入場は2ドル、門は午後の光線がいいが、中にあるモスクは午前中のほうがいいと思う。

プラーナーキラー。

イメージ 5

中は結構広く、1時間程撮影して外へ出る。
すぐとなりは動物園があり、入り口横の食堂で食事、パンとジュースで36ルピー。

その後、来る途中目に付いた大通りにある歩道橋の上から、交通ラッシュのイメージを撮影。
5時頃、歩いてインド門へ移動、夕日に照らされたインド門を撮影。
ここはライトアップもされる。

夕日に染まるインド門。

イメージ 6

その後、歩いて官庁街入り口にある地下鉄へ、思っていたより遠く疲れた。
ニューデリー駅まで8ルピー、安い!プラスチックのコインが切符かわり。
入り口ではコインをセンターにくっ付けると開き、出口は投入する。
地下鉄はまだ新しいからか、インドではめずらしく綺麗だった、国鉄駅との落差はすごい!

6時にに宿に戻り、となりのインターネットカフェ(パソコンが置いてあるだけ)から、
電話で日本に電話する、1分20ルピー程。
街中至る所にあるISDのサインのある電話屋からも国際電話は可能。
国際ローミングの携帯なら問題なく使えると思う。
その後部屋に戻り、シャワーを浴びた後、8時半に就寝。

インド取材記、デリー1日目・インド門・大統領官邸の飾り門・クトゥブミナール・ガーンデイー記念博物館・フマユーン廟・ジャマーマスジット・ラールキラー 2月17日分2-2。


メインバザールの宿は、真夜中でもとてもうるさく耳栓をして眠る。
しかし今度は寒さで眠れず、再び起きてジャケットやフリースを着込む。
インドは暑いとばかり思っていたが、夜は毛布1枚では寒くてしかたがない、大誤算。

朝7時半、本格的にうるさくなってきたので起床。
宿のオーナーのロニさんが来るのが遅くなるみたいなので、
待ちきれずに9時出発、フロントで20ドル分だけルピーに両替してもらう。

ニューデリーの駅に向かうが、客引きにやたらと声をかけられる。
以前に隣国のネパールに行ったことがあるので、
牛や犬が徘徊し、ゴミだらけの街は見慣れているが、ひさしぶりだとやはり緊張する。

歩き疲れたところで、三輪のオートリクシャーでインド門に向かう。

インド門。

イメージ 1

オートリクシャーの運転手は、「帰ってくるのを待っているよ、料金は後でいい」と言うので、
インド門撮影後、同じ同じオートリクシャーで大通りの反対側にある大統領官邸へ、
柵越しにしか見れない。

大統領官邸の飾り門。

イメージ 2

昼飯の後、専属のようになった同じオートリクシャーで、
今度は世界遺産のクトゥブミナールへ向かう、外国人料金は5ドル。
予想通り昼頃の光線が撮影にはベストのようだったが、
デリーは、ほこりっぽいせいかいまいち抜けが悪い、春の黄砂のようだ。

クトゥブミナール。

イメージ 3

イメージ 4

40分程撮影して、今度はガーンデイー記念博物館へ向かう。

途中、運転手に頼まれ土産物屋に立ち寄る、客を連れて行くだけでいくらかもらえるのだろう。
せっかくだから、姪っ子への土産を購入。

ガーンデイー記念博物館は無料、もともとはガーンデイーが寄宿していた支援者の邸宅。
マハートマー・ガーンデイーは、言わずと知れたインド独立の父。

ガーンデイー記念博物館。

イメージ 5

続いて世界遺産のフマユーン廟(びょう)へ向かう、外国人料金は5ドル。
予想通り午後の光線が撮影にはベスト。

途中、ガーンデイーが火葬された場所であるラージガートに立ち寄る。
無料だが、靴預かり所のチップは必要。

フマユーン廟。

イメージ 6

2時頃にジャマーマスジットに移動、インド最大規模のイスラム教のモスク。
無料だが、カメラ持ち込みは200ルピー、靴預かり所のチップは必要。
ここは予想通り午後は逆光なので、数枚だけ押さえに撮影して、
左側のミナレットに登る、50ルピー。
ミナレットの上からの眺望は見事だったが、
狭いのに次から次に人が上がって来て、最上部はすし詰め状態でとても危険だった。
圧迫事故が起きるか、塔が崩壊するのではないかと心配したほど。

ジャマーマスジット。

イメージ 7

最後にすぐ向かいにあるラールキラーに向かう、外国人料金は2ドル。
ここは特にセキュリティチェックが厳しい。
西向きなので午後遅くの光線がよい。

ラールキラー。

イメージ 8

4時半頃に専属のようになったオートリクシャーに戻り、メインバザールまで送ってもらう。
今日一日の料金は、全部で30ドル、後から考えるとかなり高いような気がする。
まぁ一日借りきりで、この値段は日本人の感覚だと安いのだが。

5時頃、メインバザールが屋上から一望できるクラブ・インディア・カフェで食事。
そこそこ食べても80ルピーなので、220円程。

5時半に宿に戻り、オーナーのロニさんに会い、両替をしてもらう。
日本の建築現場で働いたことがあるそうで、今はホテルを2軒と旅行社を経営している。

その後部屋に戻り、シャワーを浴びた後、
テレビでMTVみたいなのを見てのんびりくつろぎ、早めに就寝。
インドの歌やミュージックビデオは新鮮でとても気に入った。

このページのトップヘ