風景写真家・西川貴之の気まぐれブログ

絶景を愛する風景写真家・西川貴之のブログです。絶景本への写真掲載、カメラ雑誌への寄稿多数。2007年冬季から現在までの撮影取材記をアップしています。撮影に役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。

タグ:大文字

奈良県奈良市の奈良大文字送り火 8月15日分。

天気は晴れ、雲が多い。

朝から大阪へ。写真展を見た後、一度帰宅。
1時40分頃に斑鳩の自宅を出て、2時半ごろに奈良公園へ。

途中から小雨が降り出すが、すぐにやむ。

浮見堂前には三脚1本のみ、2007年に来た時は
すでに40本ちかくの三脚が並んでいたが、今年は全然余裕。

コンビニで買い物した後、
浮見堂近くのコインパーキングへ、1日500円。半分ほどの入り。
周辺公営駐車場は、1日1000円、コインパーキングは1日800円くらいのが多いが、
少し奥に行けば、1日500円くらいのもある。

https://narashikanko.or.jp/event/naradaimonjiokuribi/

https://narashikanko.or.jp/topics/nara_2024daimonjiokuribi/

少しずつカメラマンが増えるが、1時間に1.2人くらいのペース。
2回ほど小雨が降りだすが、すぐにやむ。

7時頃で三脚14本ほど、全然余裕。
2007年に来た時は、大混雑だったので、
余裕を持って早めに来たが、6時ごろでも十分だった。

2007年の時の取材記↓
https://coolheartgallery.livedoor.blog/archives/531258.html

空の青さが残り、山の境がわずかに見える頃に一度撮影。合成素材の為。

いつの間にか、後ろは観光客でいっぱい、それでも100人くらいかな。

8時に大文字点火が始まる。2分ほどで大文字になるが、木に隠れて下の方が欠けた感じ。

一発撮りでも十分使えるが、
点火時間近くなると浮見堂の中や周辺に人が増えるし、完全に暗くなると、
細部が見えないので、後から撮影した大文字を必要ない部分マスクして、
空の青さが残るころに撮影した写真と比較明合成した。

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8時半に撮影終了、今年はわりと長く点いていた。
偶然知り合った方と一緒に夕食。ごちそうさまでした。
10時頃帰宅、今日は長い1日だった。

京都府京都市の五山送り火 8月16日分。

午後から電車で京都へ、さすが観光客が多い。
フィルムでは一通り撮影しているのだが、デジタルは初めて。

出町柳付近の賀茂川沿いから撮影しようかなと思っていたが、電線やビルが気になるので、
移動して京都御苑からの撮影にした。

京都御所の南側の建礼門付近からは右大文字がよく見える。
見物客も多いが、賀茂川沿いほど込まないのがいい。
ただし座ったままでは見にくいとは思う。

あいにく天気は下り坂で、始まるころにはどんより、小雨もぱらぱら。
薄暮の青い空も撮影したかったのだが残念。
作例写真くらいのサイズで、フルサイズで400mmくらいは必要。 

移動して他の送り火を見に行くのはバイクがないときつい。

以前自転車でトライしたが、込んでるので時間内の移動は無理だった。
車は駐車が困難。
複数見たい場合、五山送り火のツアーバスか、いくつかある山の上、
もしくは、市内のホテル見学プランになる。
しかしいろいろ制約があったりでなにかと難しい。

イメージ 1

奈良県奈良市の奈良大文字送り火 8月15日分。


まず1時過ぎに平城宮跡に行ったのだが、
雑草が伸びて撮りにくいので、ここはあきらめる。
朱雀門を入れた構図は以前にも撮影しているし、
あまり変化がつけられそうにない。
この時点で三脚も5本あったのみ、
今年はカメラマンは少なかったのではないだろうか。

次に今年から大文字観賞が解禁になった県庁の屋上に行ってみた。
夜6時から200名限定、三脚OKとのことだったが、
場所が指定されるのと、大文字だけになってしまうのでここもやめた。

やはり定番の浮見堂しかないかなと、2時半頃に行ってみた。
すでに40本ちかくの三脚が並んでいたが、
背の高い三脚なら後ろから充分撮れそうな感じ。
ここは随分以前に撮影したこともあるが、完璧には撮れていないし、
デジカメでも撮りたかったので、ここに決定。

近くの高畑駐車場(1日1千円)に車を停め、
三脚と脚立を持って浮見堂に戻り、
やや右よりの2列目に三脚を立てる。

前の方は朝9時に来たということだったが、
中央付近には、すでに10本くらい三脚が並んでいたらしい。

聞くところによると、
今年は燈花会が14日までだったので、観光客が少ないらしく、
去年は昼にはすでに駐車場は満車になっていたとのことだった。

時間がたっぷりあったので、もちいどの商店街と奈良町を散策。
5時前に浮身堂に戻ると、みんな撮影準備を始めるところ。

6時頃には、背景の空の雲がなくなり浮身堂が夕日に染まる。
空の状態は最高だが、池の藻が多かったのが残念。
藻が多いと水面の写りこみが綺麗に出ない。
この時点で三脚は70本くらいに増えた。
すでにかなりの定員オーバー状態。

7時15分頃、空が蒼くなり山の境がわずかに見える頃に前露光をかける。
後ろは観光客ですでにいっぱい、数百人以上いた。

8時に大文字点火、すぐに大の字が形を現すが、
木に隠れて文字の一部が見えない、カメラマンたちの失望の声があがる。
しかし長時間露光で写しているので、
デジカメで確認すると、うっすらと確認できた。

イメージ 1

8時15分撮影終了、駐車場に戻る頃には火の勢いも落ちてきた様子。
9時頃帰宅、今日は長い1日だった。

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